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北極圏ツンドラ、CO2排出が吸収上回る NOAA報告

AFPBB News / 2024年12月11日 20時26分

ノルウェーの北極圏にあるスバルバル諸島付近の海岸で獲物を探すホッキョクグマ(2021年9月21日撮影、資料写真)。(c)Olivier MORIN/AFP

【AFP=時事】過去数千年にわたり大気中の二酸化炭素(CO2)を吸収・貯蔵してきた北極圏のツンドラ(凍土帯)が、温暖化に伴う永久凍土の融解と山火事の発生件数増加によってCO2の排出源に急激に変わりつつあるとする報告書を米海洋大気局(NOAA)が10日、発表した。


NOAAのリック・スピンラッド局長は、「私たちの観測によると、温暖化と山火事の増加に伴い、北極圏のツンドラでは現在、CO2の放出量が貯蔵量よりも多い。それにより、気候変動への影響も悪化するだろう」と指摘した。


発表は、2001〜2020年までの観測記録の平均値に基づいている。


温暖化は北極圏に二重の影響を及ぼす。植物の成長を促し、大気中からのCO2除去が進む一方で、地表の温度を上昇させ、永久凍土の融解を引き起こす。




永久凍土が融解すると、凍土に閉じ込められていたCO2が放出され、さらに微生物の分解によって温室効果ガスのCO2やメタンが放出される。


同報告書によれば、アラスカの永久凍土では今年、観測史上2番目に高い温度が記録された。

【翻訳編集】AFPBB News

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