バイデン氏、約1500人を減刑 1日では過去最多

ジョー・バイデン大統領。米ホワイトハウスで（2024年12月11日撮影）。(c)Samuel Corum/AFP

【AFP＝時事】ジョー・バイデン米大統領は12日、約1500人への減刑と、39人への恩赦を発表した。ホワイトハウスは1日で行った減刑・恩赦としては米国史上最多としている。

バイデン氏は今月、一転して次男ハンター氏に恩赦を与え、与野党双方の反発を招いた。

バイデン氏は今回の恩赦に関する声明で、「米国は可能性と再挑戦の約束の上に築かれた」と述べ、「私は大統領として、反省と更生を示した人々に慈悲を与える特権を持っている」と語った。

バイデン氏は、任期終了間際に次々と恩赦を与えてきた多くの歴代大統領と同じ道をたどっている。

ホワイトハウスによると、減刑となった1499人は全員、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）のパンデミック中に自宅軟禁となっていた。

バイデン氏は彼ら全員が「家族や地域社会に復帰に成功し、再挑戦の機会に値することを示した」と述べた。

ホワイトハウスは恩赦となった39人について、「非暴力犯罪」または「非暴力薬物犯罪」で服役していたと述べた。

バイデン氏は「今後数週間でさらなる措置を講じる」としている。

【翻訳編集】AFPBB News