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“やかん風”電気ケトルと“非・家電”のカセットコンロ? バルミューダのユニークな新作の実力は

オールアバウト / 2024年11月29日 20時25分

“やかん風”電気ケトルと“非・家電”のカセットコンロ? バルミューダのユニークな新作の実力は

バルミューダが温度調整機能付き電気ケトル「MoonKettle」とカセットコンロ「Table Stove」を発売。一体どのような商品なのでしょうか。新製品体験会で感じた魅力をリポートします。

バルミューダは新商品として、温度調整機能つき電気ケトル「MoonKettle(ムーンケトル)」(直販価格2万7500円)と、カセットコンロ「Table Stove(テーブルストーブ)」(同1万9800円)を発表。MoonKettleは11月14日から、Table Stoveのブラックとホワイトがそれぞれ11月22日、12月上旬から発売されます。
カセットコンロ「Table Stove(テーブルストーブ)」(直販価格1万9800円)
電気ケトルは2016年発売の「BALMUDA The Pot」(同1万4960円)に続いて2モデル目、カセットコンロは同社初の製品となります。

それぞれどのような商品なのでしょうか。新製品体験会に参加して感じた魅力を紹介していきましょう。

東洋の美意識に着想を得てデザインした「MoonKettle」

ベース部分がほんのりと光るのが特徴です
MoonKettleを見て、日本の「やかん」、あるいは古くからある南部鉄瓶などに似ている、と感じた人もいるかもしれません。

ですがバルミューダによれば、中国で古くから使われ続けている薬罐(やかん)の機能美をモチーフにデザインしたとのこと。同社の製品は2012年から韓国で、2020年からアメリカでの販売をスタートしています。

MoonKettleはこれらの市場での発売を見据えて開発され、“和”というよりは古い東洋の美意識にたどり着いてデザインしたとのことです。
本体右側面にダイヤルを備えており、50~100℃まで1℃単位で温度調整ができます
2016年発売の「BALMUDA The Pot」は容量600mlでお湯を沸かすだけのシンプルな電気ケトルでした。一方、MoonKettleは50~100℃まで1℃単位で調整できる温度調整機能を備えているのが大きな特徴です。
お茶を入れるのもお手の物です
好きな温度でお湯を沸かせるため、玉露なら50~60℃、抹茶なら80℃、コーヒーなら82~95℃、紅茶なら100℃といったように、飲み物に応じて最適な温度のお湯を用意できます。
MoonKettleを使用して入れたお茶
また、本体右側にある「KEEP」ボタンを押すと、30分間の保温も可能。ティータイムがより楽しくなりそうな商品といえそうです。

好きなテーブルウェアをおしゃれに楽しめる「Table Stove」

カラーはブラックとホワイトの2色展開となっています
Table Stoveは「BALMUDA Kitchen」シリーズで初めての“非・家電”製品となるカセットコンロです。

2015年に「BALMUDA The Toaster」でセンセーショナルなデビューを果たし、2023年にテーブルの主役になるホットプレートとして「BALMUDA The Plate Pro」を発売したバルミューダ。続いて放つ製品は「IHクッキングヒーター」ではなく、昔ながらのカセットコンロというのがユニークなポイントですよね。

発表会には名物社長の寺尾玄氏が登場しなかったため、その狙いは定かではありませんが、おそらくは「好きなテーブルウェアを卓上で楽しんでもらいたい」ということなのでしょう。
直火にかけられるキッチンウェアであれば何でも使えるのがカセットコンロの魅力です
フライパン、グリルパン、スキレットなど、キッチンウェアにはさまざまな種類があります。さらに、鍋にも鉄やステンレス、アルミ、銅、陶磁器(土鍋)など、さまざまな素材が用いられています。IHクッキングヒーターの場合、鉄やステンレスのものしか使えません。ですが、カセットコンロだとアルミや銅、土鍋なども使えます。
直径約30cmのパエリアパンなども使えます
Table Stoveはカセットコンロのため、自宅にある鍋やフライパン、グリルパンなどほとんどのキッチンウェアを自在に使えるというわけです。
パエリアが出来上がったところ。こういう“映え”料理を作れるのが魅力です
Table Stoveは、「せっかくかわいい鍋やグリルパンを買ったのだから、ガスコンロじゃなくて卓上で使いたい」……そんなニーズを満たしてくれるキッチンウェアといえるかもしれません。

いかがでしたか。バルミューダが放つユニークな2つの新商品、気になる人はぜひチェックしてみてください。

※記事中の価格はすべて税込みです
(文:安蔵 靖志(デジタル・家電ガイド))

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