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みやぞんを見習いたい!? 過酷なロケで発揮される“ポリシー”

ananweb / 2017年10月22日 11時0分



野性的な身体能力と、規格外の天然キャラで、人気急上昇中のお笑い芸人、みやぞんさん。いつも明るく朗らかな笑顔に癒される彼の、テレビでは見せない素顔に迫ります。


■ 笑顔でいれば、10年後はもっと幸せになってます。

インタビューを始める前に「アンアンです」と言うと、「知ってます、知ってます! エーエヌ、エーエヌですよね!」と、空中に指でアルファベットを書きながらニッコリ。昨年、人気番組『世界の果てまでイッテQ!』の人気企画「世界の果てまでイッタっきり」の新メンバーに抜擢され、驚異の身体能力を披露し次々に難題をクリア。一躍人気者になった、ANZEN漫才のボケ担当、みやぞんさん。それ以来、持ち前の明るさと飾らない性格が愛され、バラエティ番組に引っ張りだこ! そんな大ブレイク中のみやぞんさんに、これまでの生い立ちや生き様、今後について語っていただきました。


――ずば抜けた運動神経、ギターで即興ソングを披露する音楽センスなど、多彩な才能をお持ちですが、なぜお笑い芸人に?

みやぞん:
相方のあらぽんに誘われたんです~。あらぽんとは、同じ保育園に通っていた幼なじみ。昔からよく遊んでいたんですが、ちょうど僕らが中学生の頃、空前のお笑いブームだったんです。だから僕たちも「MIX」というコンビを組んで、遊び半分で漫才していました。『オールナイトケニア』というオリジナルのラジオ番組を作って、テープに録音したり。ハハッ。


――『オールナイトケニア』…?

みやぞん:
そう、本物は『オールナイトニッポン』ですが、僕らはまだまだ足元にも及ばない存在ということで、日本から遠く離れたケニア。いつかニッポンに近づきたいね、という思いで作っていました。誰かに聴かせるわけでなく、ふたりでこっそり楽しんでいたんですが、当時から今のようにギターを弾いて即興ソングを歌ったり、ネタを考えたりして遊んでいました。


――なるほど。お笑いの原点ですね。ギターも独学で習得されたんですよね。いちど聞いたらメロディを覚えてしまうとか?

みやぞん:
絶対音感、というのが僕にあるかはわかりませんが、知っている曲だったらすぐ弾けますよ。何か好きな曲ありますか?


――え、じゃあオフコース…。

みやぞん:
さよなら~さよなら♪(と、あの名曲を弾くみやぞんさん)


――バッチリじゃないですか!

みやぞん:
今初めて弾きましたけど、聴いたことがある曲なら何でも弾けます。というのも僕、テレビに出る前まで、新田の立ち飲みバーで「流し」をやっていたんです。ギターを抱えてお客さんのリクエストに応えて演奏するやつです。狭い店内だから邪魔にならないように、背中でギターを弾きながら歩いたら、すごく盛り上がって! みんなが笑顔になってくれるので、今でも背中ギターは得意技ですね。


――昔から音楽が好きだった?

みやぞん:
そうですね、中学生の頃にはギターもピアノも独学で弾けるようになっていました。大人になるまで、ギターのAマイナーを発見したのは自分だと思っていましたから(笑)。世間知らずですみません。


――いえいえ(笑)。よく聴いていた曲はありますか?

みやぞん:
どの曲も好きですけど、美空ひばりさんの「愛燦燦」は思い出深い曲ですね。中学2年の時、テニスで足を複雑骨折してしまい、手術をすることになったんですが、その手術の同意書に、好きな曲を書く項目があったんです。麻酔が効くまでリラックスするために流す音楽についての質問だったみたいなんですが、そこにうちの母が間違って、「愛燦燦」と、自分が大好きな曲名を書いてしまったんです。だから手術の時、「愛燦燦」が大音量で流れて、それは今でも忘れられない思い出です~(笑)。


――『世界の果てまでイッテQ!』で、習得までに1年はかかるという難技を数日で成功させるなど、視聴者を毎回驚かせていますが、運動神経も昔から抜群だったんですか?

みやぞん:
コツを掴むのはウマかったかもしれません。好きなことって何時間でも集中してできるじゃないですか。それと同じように、スポーツもそうだし、『イッテQ』のロケもそうですが、何か物事に取り掛かる時は、“楽しいぞ~、ハマるぞ〜”という方向に自分の脳を持っていくと、ウマくいくんです。


――中学時代にはテニスで足立区2位、高校では野球部に所属し、エースで4番。輝かしい経歴をお持ちですもんね。

みやぞん:
でも僕、自分からやりたいと思ったことがあまりないんです。来るもの拒まずって感じで、偶然出合ったものにとりあえず挑戦するというスタンスが多いです。野球だって、中学の時にテニスコートに入ってきたボールを投げ返したら、ちょうど視察に来ていた高校の野球部の監督にスカウトされたのがきっかけですから…。だからどれも自分の意思じゃないんですよね。でも、いちど始めると極めたくなっちゃうんですよ。なんでも楽しんだもん勝ちです。ハハッ。


――でも『イッテQ』の過酷なロケで、何をやってもできない時は、いちど練習から離れて何もやらないことがありますよね?

みやぞん:
気分が乗らない時は何をやっても意味がないと思うんです。僕はいつも、疲れる前にまずは休むというスタンスでいます。だって疲れてから休んだら回復にもっと時間がかかるし、良いモチベーションを保っていられないじゃないですか。それに、ずっと続けていると、そのことが嫌いになって、またやるのがシンドクなる。だからもっと続けたい、やりたいと思うくらいのところで、潔く離れてみるんです。そうすると、良い気分でまた始められるんですね。


――普通なら一分一秒でも練習していたいと思うはずですが、不安やプレッシャーを感じることはありませんか?

みやぞん:
もちろん感じます。人間は必ず不安やプレッシャーを感じるようにできていると思うので。でもそんな時は、みんなは僕がやれると思ってこのロケに呼んだわけだから、成功しないはずがないって思うようにしています。そうやって自分で自分の心をプラスに持っていくようにすると、気持ちがラクになるし、どんな苦難にも立ち向かえるようになるんです~。


――メンタルが強いですね。人と比べることもないんでしょうか?

みやぞん:
人と比べても意味なくないですか。苦しくなるだけだし、比べるから挫折するんです。もちろん挫折を味わうことも大切ですけど、自分は自分。自分の中で成功だと思えばそれでいいじゃないですか。


――なるほど、それでは今のご自身の大ブレイクについてはどう感じていますか?

みやぞん:
いや、正直わからないです。目の前のことを一生懸命やっていたら、たまたまテレビにたくさん呼んでもらえるようになったというだけなんで…。僕自身は何も変わっていないです。もちろん街で声を掛けられることは多くなりましたが、『イッテQ』のロケで月の半分くらいは海外にいるので、あまり実感がないんですね(笑)。
みやぞん(ANZEN漫才)1985年4月25日生まれ。東京都出身。本名は宮園大耕。足立区生まれの幼なじみ・あらぽんと、2009年11月にお笑いコンビ「ANZEN漫才」を結成。事務所の先輩・どぶろっく唯一の弟子で、歌ネタが得意。2016年、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)に出演し、一躍有名に。

『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)では、アクロバット闘牛や少林寺の奥義「水上漂」を成功させる超人ぶりを披露。他に『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)などのバラエティ番組でも活躍中。ANZEN漫才で、11/3に広島文化学園大学・短期大学長束キャンパスと長崎県立大学佐世保校の文化祭に出演予定。

※『anan』2017年10月25日号より。写真・中島慶子 インタビュー、文・鈴木恵美

(by anan編集部)

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