エロカッコいーっ! シュワちゃんの息子が語る「僕の初恋」
ananweb / 2018年5月9日 17時30分
誰にでも一度は経験のある初恋。大人になってもその気持ちは心の奥に秘めているものですが、そんな胸キュンな思い出をよみがえらせてくれる映画といえば、まもなく公開の『ミッドナイト・サン 〜タイヨウのうた〜』。2006年に日本で大ヒットした映画『タイヨウのうた』をハリウッドでリメイクした作品としても、話題となっています。そこで、本作で初主演を務めた噂のイケメンにお話を聞いてきました。それは……。
写真・大嶋千尋(パトリック・シュワルツェネッガー)
■ 若手の有望株パトリック・シュワルツェネッガー!
【映画、ときどき私】 vol. 160
凛々しい顔立ちと鍛え上げられた肉体が印象的なパトリックですが、どことなく見覚えのある顔と名前でおわかりのように、お父さんはあのアーノルド・ シュワルツェネッガー。さらに、お母さんもジョン・F・ケネディ元大統領の姪ということもあり、まさにセレブ中のセレブと言ってもいいほどの存在です。
そんなパトリックは、かねてより甘いルックスで注目を集めていましたが、近年は俳優としても頭角を現してきているところ。そんななか、今回は役づくりのこだわりから将来についてまで、語ってもらいました。
本作で描かれているのは、太陽の光にあたることができない「色素性乾皮症」という難病を患っている17歳の少女ケイティと、ケガによって夢をあきらめていた高校生のチャーリーとの運命の恋。
■ 病を抱える少女を好きになる難しい役どころでしたが、チャーリーを演じるうえで意識したことは?
パトリック
映画の中盤くらいまでチャーリーは、ケイティが病気であることに気がつかないんだけど、だからこそ、徐々にお互いを知って、支えていくことができるんだ。そんなふうに、彼女と親しくなる過程を経ていくことで、感情が高ぶる最後のシーンまで持っていけたんじゃないかな。
「自分の愛する人を失うというのはどういうものか」ということについては、「もし、自分がチャーリーだったらどうだろう」と考え、その立場になって演じるようにしていたよ。
■ 大人でも恋のドキドキ感を思い出させてくれる作品ですが、ご自分の初恋も思い出しましたか?
パトリック
初恋って誰にとっても、一生抱えている大事なものなんじゃないかな。つまり、「愛とは何か」ということや、「人と付き合うというのはどういうことなのか」という人間関係を学ぶ場でもあると思うんだ。
だから、みんな何かあると初恋を思い出して、そこに戻ってしまうんだよね。幸いなことに、僕は高校時代にそういう経験があったけど、ケイティを演じたベラ・ソーンは子どもの頃からショービズの世界にいたから高校に行ってないんだ。ということもあって、今回は僕の経験を2人で共有することもあったよ。
■ 劇中のデートはすべて夜でしたが、もし自分も夜しか外出できない女性とデートするならどう過ごしたい?
パトリック
多分、一緒に映画を観たり、何かおいしいものを食べたり、ほかの友だちを交えて遊んだりとか、逆に普通のことをやると思うよ。だって、一瞬一瞬がすごく貴重で、本当に時間が限られてるでしょ? だからこそ、その瞬間を活かしていきたいと思うし、たとえ先が見えていたとしても、そこであきらめるのではなくて、「この夏を最高の夏にしよう!」と努力するんじゃないかな。
■ この役は父・アーノルドさんは演じたことのないタイプの役柄ですが、演技についてアドバイスはありましたか?
パトリック
この映画に限らず、人生におけるアドバイスとして、父が僕に言ってくれたのは、「自分の夢を追いかけること」。つまり、演技であっても、学業であっても、ゴールを明確に描いて、ちゃんとそこに向かっていくということなんだ。
その過程で、「そんなことは無理だよ」と言う人がいたとしても、それには耳を貸さずに自分の道に目標を持っていくということだね。だから、「人から何か言われてもあきらめてはいけない」ということは父によく言われたよ。
この作品は純粋なラブストーリーではあるものの、もうひとつの見どころは、ケイティとの出会いによって、チャーリーが成長していく姿。
■ ご自身にも人生に影響を与えてくれるような人との出会いなどはありますか?
パトリック
僕にとっては、やっぱり両親が自分を触発してくれる存在だと思うよ。父と母から学んだことは多いし、いまもまだ学んでいるところだからね。アドバイスをくれるメンターでもあり、家族でもあり、友人でもあり、そんなふうに僕をサポートもしてくれる存在だよ。
■ では、いまご自身がしている活動には、ご両親の影響が一番大きいということですか?
パトリック
そうだね。でも、僕は演技だけではなくてビジネスにも興味があるし、チャリティのような社会的な貢献もしていきたいという気持ちがあるんだ。だから、俳優業は好きなことだけど、ひとつに限りたくないとも思っているんだよ。
たとえば、父はボディビルダーであって、俳優でもあって、政治家でもあって、ビジネスも手がけていたよね。だから、僕もまさにそんな父の姿を同じように追って行きたいんだ。
その言葉通り、24歳の若さにしてすでにピザ屋やファッションブランドを経営し、映画の製作の勉強もしているというパトリック。
■ 忙しいなか、どのように両立させているのですか?
パトリック
いくつかのことを掛け持ちしながら、同時進行でやっていくというのは、決してできないことではないと思うんだ。そのために必要なのは、どうやって自分の時間を管理してやりくりするかということ。でも、まず大切なのは、自分にとって何をしているのが楽しいのかということを考えることだよ。
■ 今後、役者としてどんな作品に挑戦したいと思いますか?
パトリック
僕は事前にリサーチをして、ち密に準備をしてから役に挑むタイプなんだけど、アクションやコメディなど、ジャンルに縛られずにいろんな作品をやってみたいと思っているよ!
■ 日本のファンに向けてのメッセージをお願いします!
パトリック
この作品は、泣いたり笑ったりできるし、観終わったあとには希望を持って劇場を出られると思うよ。僕が観たときは、最後のボートのシーンで一番感情が高ぶってしまったけど、みなさんもティッシュを忘れずにね(笑)! 僕は日本食が大好きだし、日本に来るのもいつも楽しみにしているから、次の作品でもぜひまた日本に戻ってきたいと思っているよ。
■ インタビューを終えてみて……。
まるで少女マンガから出てきた王子様のようなたたずまいと、太陽のようなまぶしい笑顔をみせるパトリック。お父さん譲りの幅広い才能をすでに発揮しており、今後もいろいろな分野での活躍を期待せずにはいられません。本作では、一途にケイティを思うピュアさをみせるチャーリーにハマり役のパトリックですが、女子たちをとろけさせるような優しさと思わずドキッとする肉体美を存分に味わってください。
■ 恋こそが人を強くしてくれる!
どんな暗闇にいても、光を与えてくれるのは、いつだって恋の力。いくつになっても、あの胸のときめきは感じていたいと思うはず。「この夏こそは本気の恋に出会いたい!」と思っているなら、まずは命懸けで恋する2人が放つ輝きを目に焼きつけてみては?
■ ストーリー
少しの紫外線でも致命的となる「色素性乾皮症」という病に侵されているケイティ。太陽の光を避ける生活を余儀なくされていたため、幼い頃から昼間に外出することは許されず、話し相手は父と親友だけだった。そんななか、家の前を行き来するチャーリーに恋をしたケイティは、何年もその姿を窓越しに追いかけることに。
いつしか17歳となったケイティにとって、唯一の楽しみは毎夜駅前でギターを片手に歌うこと。そしてある日、ケイティの歌声に導かれるようにチャーリーが現れ、運命が動き始める。ケイティは自分の病気のことを言えないまま、2人はどんどん惹かれ合っていくことに……。
■ 鼓動が高鳴る予告編はこちら!
■ 作品情報
『ミッドナイト・サン 〜タイヨウのうた〜』
5月11日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
配給:パルコ
© 2017 MIDNIGHT SUN LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
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