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ネットで売る前に…着ない服が「着たい服」に! プロのスゴ技リメイク術

ananweb / 2018年7月3日 18時30分

去年の大掃除、そして夏服への衣替え。そんなタイミングで着ない服、着られない服が出てきたら、思い切って捨ててしまうのもいいですが、リフォームやリメイクを考えてみるのはどうでしょうか?

今回は、縫製のできるプロのデザイナーやテーラーが、着ない服、着られない服を「もう一度着られる服」にリフォーム・リメイクをしてくれるお店『Salon du reDESIGN Closet.net(サロン・ドゥ・リデザインクローゼット・ドットネット)』で、私が年末の大掃除で見つけた「着ない服」を素敵にリメイクしてもらった話と、リフォーム・リメイクの話をお届けいたします!

■ 服のリフォーム・リメイクの上手な頼み方


まず、どういう依頼が多いのかを『Salon du reDESIGN Closet.net』の川上さんにうかがいました。

川上さん 裾上げをはじめとしたちょっとしたリフォームはもちろんですが、思い出の服を再生することも多いです。基本的に当店では断ることはないので、たまにちょっとハードルの高い、というか、チャレンジしがいのあるリメイクの依頼もいただきますよ。

ーー川上さんは大学で服飾を学び、某セレクトショップのデザイナーとして活躍の経歴の持ち主で、本当に服が大好きのよう。さらに、リフォーム・リメイクをお店で頼むときに、うまくいくためのコツもお聞きしました。

川上さん 完成形が決まっている方はそれに合わせて作りますし、もちろん相談しながら一緒に決めていく形でもいいと思います。また、個人的には話しながら作っていくことが好きなので、話しながらいろいろ決めていくのも楽しいです。

また、当店では試着室がありますが、試着室がない店舗では、ご自身のお持ちの服のなかで、ジャストサイズなものを持っていくと、試着をせずともサイズに合わせて作ることが可能です。また、いろいろなお店さん、スタッフさんがいらっしゃいますが、自分に似ている感性の方にお願いできると、良いものができあがると思います。

ーー穴あきや、裾上げなどで気軽にお願いのできるリフォームと違い、パンツをスカートにしたり、服をバッグにしたりするリメイクは、いくら着ない服、着られない服であってもちょっとハードルの上がる依頼となることが多いと思います。そんなリメイクをお願いするときに、注意をしておいたほうがいいこともお聞きしました。

川上さん 先ほども言ったように、基本的に当店ではお断りすることはないのですが、リメイクに向いていない生地はあります。例えば、レザーはすでに製品になるときに刺繍がされているケースが多いので、他の素材と組み合わせればうまく無くすことは可能ですが、レザーのままだと穴があいたままになってしまう可能性もありますね。なので、気になる点はしっかりと事前に確認しておいたほうがいいでしょう。

以上、一般的なリフォームからリメイクまで、お話を聞いたあとで、私が年末の大掃除で見つけた「着ない服」のリメイクのお願いに。このスカート、めちゃくちゃかわいくてひと目惚れして買ったのですが、後ろが少し長めのアシンメトリーなデザインと、広がりを実現させるためにリッチに使われた布によって、わたしの身長だとスニーカーを履くと後ろはズルズル引いてしまう、そして一日履いていると腰痛になるくらいの重い服だったのです。

■ 私の「着ない服」はこのロングスカート!

川上さんと相談をしながら決めたのは「長さを少し短くすること」「重さをできる限り軽くすること」の2つ。さらにせっかくなので、アレンジもお願いすることに。その場でいくつかのデザイン案をもらい「丈を全体的に短くすること」「さらに前を思い切って短くしてさらに軽くすること」「短くした部分はアバンギャルドにレースをつけること」が決定。

その後、丁寧に進捗を教えてもらいながら待つこと2週間。できあがったということで、取りにいってきました。ちなみに、店舗の雰囲気が違うのは、前回お伺いしたときには銀座にある期間限定のポップアップショップでの営業でしたが、何と4月26日から西武池袋本店婦人服売り場パーソナルオーダーで営業をされているから。この1か月で、めちゃくちゃ規模が大きくなっていて驚きましたが、川上さんはじめやさしいスタッフのみなさんはそのままで安心しました。ほかに、そごう千葉店の店舗にはカフェも始められたそうですよ!

■ リメイク後のスカートは、超かわいくなっていた!

そして、待ちに待ったリメイク後のスカートはこんな感じになりました! かわいい! 原色の青と白いレースがかわいいです。そして、着てみると、想像以上に軽い。かなりダイエットさせてくれたのがわかります。

川上さん 元々のデザインはとてもかわいかったので、ボリュームや立体感はできるだけ残しておきました。フリルの配置には一重から二重、三重と重ねるなどこだわっています。また、このワーカースタイルを強調させてレースとのコントラストをつけるために、裾はあえてダメージっぽくしています。でも、ちゃんと裾加工は施しているので、ほどけませんよ!

本当にこだわって作っていただいたようで、無事に「もう一度着られる服」どころか「着たい服」になりました!

今回わたしは『Salon du reDESIGN Closet.net』さんでお願いして、素敵なリメイクをしていただきましたが、街のリフォーム・リメイクをしてくれるお店でもきっと良い出会いがあると思うので、もし着ない服、着られない服が出てきたら、まずはリフォームやリメイクを考えて「着たい服」にするのもいいかもしれませんね!

■ Information

『Salon du reDESIGN Closet.net』

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