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あのドラマで話題の眞島秀和「ゾワゾワした」舞台の第2弾に挑む

ananweb / 2018年6月22日 16時0分

昨年上演され、読売演劇大賞の優秀作品賞や最優秀演出家賞などを受賞した二兎社の舞台『ザ・空気』。報道の現場を舞台に、世の中に蔓延する“自粛”や“忖度”といった奇妙な空気の正体に迫ったこの作品。その第2弾となる『ザ・空気ver.2』の舞台は官邸記者クラブだ。
■ 世をザワつかせた傑作の第2弾。官邸記者クラブを覆う“空気”を描く。


「前作を観た時、世に流れるニュースの信憑性について考えさせられましたし、あらためて恐ろしさを感じてゾワゾワしました。今回は、記者ならば本来、重視しなければいけない“ある問題”が発覚するけれど、タイミング的に記者クラブでようやく総理のインタビューが実現しそうという状況で、さてどうするかという物語。現場を知らない僕らの視点では、当たり前に思えることが記者クラブの慣例ではそうではなかったり、いろんな問題提起を含んでいて、観終わった後に持ち帰って考えられる作品になっていると思います」

眞島秀和さんの役柄は、リベラル系の新聞社の政治部キャップ。

「周りとのバランスをとろうと“空気を読む”キャラクターです。記者クラブには保守系の記者もいて、それぞれの社風や立場の違いから右往左往する。その人間の様が、引いた目線で見ると滑稽に感じられたりもする。松尾(貴史)さん演じるベテランが、柳下(大)さん演じる若手に、自らの信念を滔々と語る場面があるんですが、話の内容はシリアスなのに、聞いていると、おかしくて仕方なかったりするんですよ」

眞島さんは、「現場がスムーズに進むにはどうしたらいいかを考える」典型的な空気を読むタイプとか。

「自分の芝居をこうしたいとか、作品をこんなふうにしていきたいなんて、自分にはおこがましいというか。…本当に薄っぺらい人間なんですよ(笑)。あまり趣味もありませんし。ただ、やっぱり仕事が生きがいになっているところがあって、監督や演出家のアイデアを形にする一助を担いたいという思いはある。今回も、永井さんの考える世界観をきちんと体現していきたいと思っています」

二兎社公演42『ザ・空気ver.2誰も書いてはならぬ』 報道各社の政治部が入居する国会記者会館。大手新聞社のエリート記者たちが出入りする官邸記者クラブで、ある出来事が発覚。その公表を巡り、抜き差しならない状況に陥り…。6月23日(土)~7月16日(月) 池袋・東京芸術劇場 シアターイースト 作・演出/永井愛 出演/安田成美、眞島秀和、馬渕英里何、柳下大、松尾貴史 一般6000円 25歳以下割引3000円(要証明書)*すべて税込み 二兎社TEL:03・3991・8872(月~金曜10:00~18:00)  地方公演も。

ましま・ひでかず 1976年11月13日生まれ。山形県出身。惜しまれつつ最終回を迎えたドラマ『おっさんずラブ』で演じた武川主任役が話題に。現在、ドラマ『ダブル・ファンタジー』(WOWOW)が放送中。

※『anan』2018年6月27日号より。写真・小笠原真紀 インタビュー、文・望月リサ

(by anan編集部)

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