2人に1人が被害…働き方改革より何とかして!「私のセクハラ悲惨体験」
ananweb / 2018年7月11日 21時0分
#MeTooが話題となり、海外では今まで言えなかったセクハラや男性からの圧力にもフォーカスが当たるようになった今日この頃。でも、日本はどうでしょうか。今回は、anan世代の女性たちに、セクハラ体験について赤裸々に語っていただきました! 衝撃な実話をご紹介します!
文・オリ子
【アンアン総研リサーチ】
■ 2人に1人がセクハラを受けた経験あり!
anan総研調べ
今回のアンケート結果によると、2人に1人の女性が、なんらかのセクハラを受けた経験があると告白してくれました! 街中で考えても、2人すれ違った女性のどちらかがセクハラという嫌な経験を持っていると思うと、衝撃の結果ではないでしょうか。
anan総研調べ
セクハラを受けたと答えた女性のうち、その半数以上が職場の上司からと告白! 毎日顔を合わす相手だからこそ、被害を受けた女性たちは、かなり辛い思いをした、もしくはしていることと思います。また、そのほかを選んだ方の回答では、通りすがりの人、合コンで会った人、などがありました。
■ 男たちに知ってほしい! こんなこともセクハラになるのです!
■ 上司編:ダイレクトなボディタッチ以外にも、あんなことも勘違いの原因になってます!
「あっちはどれくらいご無沙汰なの? と聞かれた」(31歳・自由業)
「アポ行ってくるねと頭をポンポンされた」(25歳・その他)
「俺とヤレばいい仕事を振ってやると言われた」(33歳・その他)
「仕事中手を握られたり、肩のマッサージをされたり」(34歳・専門職)
「社長にキスされた」(28歳・その他)
「パソコンのキーボードでいつも手が触れ合う。上司というより同僚的な立場な人ですが、正直ほぼ毎日は気持ち悪いし、もう少しパーソナルスペースを考えてほしい」(32歳・会社員)
「隣に座ると必ず太ももを触ってくる。あと彼氏との営みを聞いてくるし、耳に息をかけられた」(27歳・専門職)
「自分のあそこをよく揉んでおり、その手で仕事してる……」(32歳・専門職)
明らかにレッドカードものから、おそらく相手は無意識や軽い気持ちでしているけれど、受け取る側からするとストレスを感じるわかりづらい行為まで、さまざまなセクハラで悩まされている女性はたくさんいるようです。あからさまなものは周りにも理解されやすいし訴えやすいですが、小さいけれど毎回続くと精神的にも追い込まれる、微妙なタッチや発言は周りからも理解されづらいぶん、本当に悪質! 男性は、もう少し女性にリスペクトを払ってほしいものですね。
■ 仕事のお客さま編:飲みに誘うのも、子作りについて聞くのも相手を不快にさせます!
「『愛人にならない?』と恋愛感情をもたれる」(31歳・専門職)
「営業に行く際に、毎回『いつ飲みに行く?』と聞かれる。毎回断るのが大変」(30歳・専門職)
「『赤ちゃんはまだ?』みたいなことをみんなの前でたくさん聞かれて嫌な気持ちになった」(33歳・その他)
「毎日メールで自撮りだけを送ってくる……」(33歳・主婦)
男性はあまり気にしていないかもしれませんが、最近は不妊で悩んでいる女性や、キャリアのために子作りを我慢している女性も増えており、ましてや大勢の人がいる前で、子作りの状況について聞くのは失礼です! また、飲み会についてもお客さまという立場上、断りづらいということもあるので、あまり男性から誘うのは賢くないケースも。日本人は、特に ”本音と建前” を使いがちですが、もうこのご時世。ハッキリと「嫌なものは嫌、不快なものは不快」と、ビジネスの場においても権利を主張できる環境作りをしてほしいものです。
■ こんな時代だからこそ、被害者にも加害者にもなりうる!?
耐え難いセクハラ経験を赤裸々に語ってくれたanan総研のみなさま、ありがとうございました! 残念ながら日本では、セクハラについて周りに言いづらい環境がほとんど。現在も日々嫌な思いをしている女性も多いのではないでしょうか。また、セクハラとパワハラは繋がっていることもよくありますよね。
2人に1人の女性がセクハラを受けたと感じたことがある今回のリサーチ結果。 知らない間に、あなたの夫、彼氏、家族も、接している女性からセクハラ行為をしていると思われている可能性もあり得ます。今回の結果は、本来であれば無神経な男上司などに知ってほしい内容ですが、せっかくの機会なので、これ以上被害者を増やさないためにも、家族や周りの人と一度セクハラのラインについて話し合ってみてはいかがでしょうか。
©mediaphoto/Gettyimages
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