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イタリア版モツ煮!? “野菜の甘さを生かす料理”にうっとり

ananweb / 2019年3月11日 19時30分

イタリア版モツ煮!? “野菜の甘さを生かす料理”にうっとり

フードライターの平野紗季子さんがおすすめフードを紹介する「MY STANDARD GOURMET」。今回は『FELICELLA(フェリチェッラ)』のランプレドットのパニーノです。


今、中里通り商店街がおいしい感じになっている。三軒茶屋から駒沢方面へ約10分。国道246号線から左にそれる旧道を進むと広がる商店街には、昔ながらの食堂に交ざってモダンなタコス店やディープなインドカレーの店がここ1~2年でオープンしている。

去年11月のニューカマーはトスカーナ料理をメインとしたイタリアン『フェリチェッラ』。ドアを開けるとたちまちおいしい匂いに包まれたのは、わずか10席ほどの小さなお店だからだ。店主の榎本大介さんは料理専門学校を卒業以来、15年以上にわたりイタリア料理を追求してきた人。それもクラシックな郷土料理、特にトスカーナ地方にこだわってきた。

「トスカーナの料理は色的には茶色が多いです(笑)。見た目は素朴ですが食べると味わい深い。特に野菜の甘さを生かす料理が好きですね」。

絶対に出したかったというランプレドットも、国産のギアラを香味野菜と共にゆっくり煮込んだフィレンツェの伝統料理。いわばイタリア版のモツ煮だ。ぎゅっと噛み締めると柔らかすぎず固すぎずの絶妙な食感と共にスープの旨味が溢れだす。一品料理としてオーダーするのもいいが、自家製のロゼッタパンに挟まれたパニーノを頬張るのはたまらない。『フェリチェッラ』で出合えるのは、ストレートに人を幸せにする、芯のある料理ばかりだ。

ランプレドットのパニーノランチ、サラダ付¥900。ランプレドットに添えられる、サルサヴェルデ(イタリアンパセリのソース)と唐辛子のソースがいい仕事しすぎ。ジンジャーエールを合わせるのもよいです。

FELICELLA 東京都世田谷区三軒茶屋1-20-7 TEL:03・6805・4147 ランチ11:30~15:00(14:00LO)、ディナー18:00~23:00(22:00LO) 日曜休、月曜のランチ休

ひらの・さきこ 1991年生まれ。フードライター。著書にエッセイ集『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)。

※『anan』2019年3月13日号より。写真・清水奈緒 取材、文・平野紗季子

(by anan編集部)

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