恋って面倒くさい…「恋愛したがらない女性」に共通する特徴と解決法 #27
ananweb / 2019年8月1日 19時20分
恋愛はしたほうがいいと思うけど……でも人との親密な関係を築くのがなんだか億劫。なんだか苦手。そんな女性はいませんか?
実は深い人間関係に苦手意識や回避したい気持ちを持つ女性には、いくつか共通点があるんです。
文・おおしまりえ
【おおしまりえの恋愛道場】vol. 27
■ 恋愛も人間関係も面倒くさい! いつも恋から逃げてしまう女子の本当の心
好きな人ができないどころか、他人と親密な関係になるのが苦手。そもそも心の距離をぐっと縮められると、なんだか居心地の悪さを感じてしまう……。そんな人間関係も恋愛も希薄で、苦手意識のある女性はいませんか。
「恋愛はしたほうがいい…」頭ではぼんやりわかっていても、どうしても熱量が向かない。自分はどうしてそうなのか。 今日は恋愛を避けがちな女性の特長について、ご紹介します。
■ 「情熱的な恋とかわからない」恋愛回避系女子診断
恋愛に対して避けるような行動を取る女性というのは、恋愛に限らず、人間関係や物事全般に対する意欲が薄い傾向があります。では具体的にどういった特長があるのか。ここでは項目を10あげていきます。当てはまる数が多い人ほど、恋愛回避系女子である傾向が強いことになります。
・常に人間関係に煩わしさを感じる
・長く親しい関係性の人(友達や彼氏)がほとんどいない
・人肌が触れ合うことが苦手(セックスも苦手)
・彼氏でもベタベタする関係は嫌い
・結婚や出産に対する意欲が薄い
・気持ちや感じたことを話すのが苦手
・どうせ頑張っても無駄と思っているフシがある
・ひとりで何かするほうが好き
・新しいことをやろうといった意欲がわきにくい
・彼氏ができても相手のことを好きなのかわからない事がある
いかがでしょうか? 恋愛に限らず、物事に対する意欲、人間関係に対する苦手意識が高い人が、おもに恋愛回避系女子に当てはまるかもしれません。
■ どうして関心が薄くなってしまうのか?
そもそも関心が薄いのは、言い換えれば冷静さを持っていること。つまりそれも愛すべきひとつの個性です。とはいえ、生活に支障が出ているなら、なんとか対処したいですよね。恋愛の必要性を感じながらも、「面倒くさい」「相手に関心が持てない」といった理由からふれあいを避ける傾向にある女性は、心の奥底では、人間関係で傷ついたり拒絶されたりすることへの恐ろしさを抱えています。「怖いから近づかないでおこう」という、人間の本能が強く出すぎているんですね。
では、こういった怖いから近づかないでおこうといった思考はいつできあがるのかというと、記憶も定かではない小さい頃であると、一説では言われています。
どういうことかというと、小さい頃の生育環境の中で、欲しいと思っていた愛情や愛着がもらえなかった。そのため、「もらえないなら欲しがりません」と、空気の読めるあなたは選択をしてしまい、その癖が今もなお残っている可能性があるのです。
なんて健気な子どもなのでしょう。こういった小さいトラウマは、なにも虐待といった特別な環境下でなくても起こるといわれています。あなたは幼少期、母親や自分を育ててくれた人との関係はどうだったでしょうか? 十分な愛情をそこで感じられていたか、少し振り返ってみるのも良いでしょう。
■ 関心を高めることは、人生を自分に引き戻すこと
小さい頃の愛情不足が、恋愛や人間関係への意欲を削がす原因になっている。ではその原因を今から癒やし、前に進むにはどうしたら良いのでしょう。ここでは3つの方法をご紹介します。
■ どんな愛情が欲しかったのか、振り返って感じてみる
そもそもベースとなっているのは愛情不足。ひとりでは難しいかもしれませんが、例えば「自分はどんなふうに愛情をもらいたかったのか」を心でゆっくりと感じてみると、意外にも把握していなかった寂しさに出会うかもしれません。寂しさや愛情不足に出会ったら、怖いかもしれませんが、それを感じてみる。するとゆっくりと不足していた愛情が満たされていく感覚があるかもしれません。
■ 避けるようになった原体験を探してみる
避けるというのは1つの防衛行動です。そのため避けるという選択を取るようになった原体験を探ってみると、こういった回避行動は穏やかになっていくこともあります。
例えばある女性は、親からの「ああしなさい」「こうしなさい」といった押さえつける愛情により、気づかないうちに心に傷を負ってしまいました。その結果「なにもしない」という究極の回避行動を取った例もあります。このように原体験を見つけられると、さまざまなやり方で気持ちを癒やし、前を向くことができるのです。
■ 高すぎる理想を下げてみる
回避する人はこだわりがないのかと思いきや、実は理想が高い人が多い傾向があります。「どうせ自分の目指しているところへは届かないから、諦める」といった理由付けがされるわけですね。
そこで心の中にある自分の満点を、一回下げる努力をしてみましょう。例えば「理想の相手と恋愛できないならする意味ない」ではなく「とりあえず付き合ってみるだけでOK」と、段階を下げて自分の合格を得ていくのです。
どれもひとりでやるのは難しいかもしれませんが、信頼のおける友達や、専門機関を頼るのもひとつの手です。冷静さは度合いによっては人生を灰色の世界にしてしまいます。キラキラ輝く日常に変えるには、まずは「私のレンズは曇っているかも?」という疑問を投げかけるところから始めてみましょう。
おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト
10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。
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