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困った時に彼を頼れない! しっかり者すぎる女子の負のループと緩ませ方 #31

ananweb / 2019年8月29日 19時40分

困った時に彼を頼れない! しっかり者すぎる女子の負のループと緩ませ方 #31

「自分でできるから、なんとかすればいいや」そんなふうに考え、常日頃から相手に頼らず、全部自分でなんとかしようと頑張っていませんか?
恋愛や仕事でもこういった癖を持つ女性は多くいますが、実はそれは、負のループを生んでいるかもしれません。

文・おおしまりえ

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 31

■ 困った時に彼を頼れない! しっかり者すぎる女子の負のループと緩ませ方


「◯◯ちゃんに任せていれば安心」なんて褒め言葉をもらったことはありませんか。

人に安心感を抱いてもらえるのは嬉しいことですが、反対にしっかりしすぎて、彼氏や友達にいざという時頼れない……なんてことはないでしょうか? 「長女気質」なんていわれることが多い、しっかり者な女性。彼女たちの多くは、実は恋愛ベタにもつながる、人に甘えたり頼ったりするのが下手な性格を強く持っています。

でもそれって、いつから身についたものなんでしょう? 今日はしっかり者が持つ負のループと、できてしまった考え方のパターンを緩ませる方法をご紹介します。

■ 自分のことは自分で

まずはしっかり者すぎて恋愛ベタになりがちな女性の共通点を10個ご紹介します。当てはまるほどしっかりしすぎて恋愛をこじらせる傾向がありますので、注意しましょう。

・いつも自分のことは自分でなんとかしようと思う
・「◯◯ちゃんに任せれば安心」と言われることが多い
・人に頼らないと無理という場面がほぼない
・弱音を吐いたり涙を見せるのが苦手
・自分に厳しいところがある
・自己肯定感が低い自覚がある
・白黒はっきりつけたいタイプである
・「甘える」と聞いて何をするのかピンとこない
・彼や親しい友達とベタベタした近すぎる関係が苦手
・ハグや手をつなぐといった直接的なスキンシップに身構える時がある

これらはすべて、しっかり者かつ、他人に甘えたり頼ったりするのが苦手といわれる女性に共通することです。彼女たちは幼少より自分のことは自分でやり、人のことを気遣う“いい子”でいることを求められてきました。

その結果大人になってもしっかり自己解決できる力を持ち、いや、持ちすぎてしまいました。頼り頼られることでより関係性が深くなる恋愛において、しっかり支えすぎることで相手をダメにしたり、一緒にいてつまらないな……と思われるような女性になっていたりします。

■ 困った時に彼を頼れない負のループとは?

性格は変えられない。確かに生まれながらのものも、成長途中で身につけたものも、今から変えるのは大変です。でも身についてしまった心の仕組みを紐解けば、少しだけ緩ませることはできるかも知れません。これから解説する仕組みを、ぜひ頑張ってきた自分自身を褒めてあげながら読んでみてください。

そもそも困ったときに、彼をはじめとする周りの人を頼れないベースには、「しっかり者=いい子」という価値観が紐付いています。それは親や周りの人からの価値観の刷り込みである場合もあれば、しっかりしないと自分の居場所が保てなかったといった、環境的要因であることもあります。

ベースに「しっかりしなきゃ」という気持ちが高まり、実際自分でなんとかしようとすると、だんだんと自分でできることが増えていきます。同時に、タフになるほど、“自分の限界”というものがわからなくなると思います。だってどんどん自活力はレベルアップしていくのですから。

そうすると今度は悪循環として、「甘えたり頼ったりするタイミングがわからない」といった状態になっていきます。使わない筋肉がどんどん退化するのと同じですね。すると無意識に「頼り方がわからないなら、さらに自分でなんとかするしかないか」と自己完結し、がんばります。

このサイクルがぐるぐると続き、気づくと彼に甘えるのが下手な不器用女性ができあがるわけです。

■ 助けて欲しいタイミングを待たないこと

仕組みがわかれば、このぐるぐると回る負のループを断ち切るしかありません。ではどこにアプローチすればいいのかというと、1つは「しっかり者=いい子」という思い込みがあることを、過去の記憶や感情で自覚し、やめていくことです。

きっとそれは、家族や育っていく毎日の中で、親やきょうだいからインプットされたものではないですか? 本当は最初は、「なんで私ばっかり頑張らなきゃいけないの?」なんて辛さを抱えていたのではないでしょうか? こういった感覚をしっかり捉えることで、しっかり者すぎる自分をやめることができていきます。

次に「甘えたり頼ったりするタイミングがわからない」を強制的にやめていくのです。そもそも人に甘えたり頼ったりするのは、いつやってもいいんです。でも長らくそのスキルを使わなかった私たちは、いわば筋肉のついていない体で運動をしようとしているようなものだから最初は、軽めの運動を強制的にすることで、体と心を慣らしていくことが大切です。

自分でなんとかできるけど、彼にお願いごとをしてみる。
困っていないけど仕事を周りの人にふってみる。
理由はないけど彼に抱きついてみるのも、1つの頼る方法です。

こうして日常的に他者のちからを借りる生き方を覚えると、しっかりしすぎる不器用な自分は、自然と緩んでいきます。

しっかり者はえらい。言葉で聞けば当然のようですが、そもそも赤ちゃんの頃は誰しもしっかりしていないし、それでもたくさんの人から愛され、大切にされてきたはずです。

つまりしっかり者がえらいのではなく、私たちは最初から存在しているだけで、えらいんです! 実は。むしろしっかり者は、他者にとって都合がいいからしっかり者でいることを望まれていたのかも……そう考えると、頑張りすぎって恐ろしいですね。

ぜひ素敵な恋愛や人間関係のためにも、“持ちつ持たれつ”の関係が築けるよう、愛しているからこそ相手を頼ってみませんか。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。


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