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『カメ止め』濱津隆之が“絶メシ”求めて…新グルメドラマで主演!

ananweb / 2020年1月24日 19時30分

『カメ止め』濱津隆之が“絶メシ”求めて…新グルメドラマで主演!

跡継ぎがいないなどの様々な理由から、いずれ絶滅してしまうかもしれないお店の絶品メシ“絶メシ”を求め、日本全国を車中泊しながら巡るという新しいグルメドラマが誕生した。
■ 僕がもう、くたびれたおじさんなんです(笑)。


主人公はごく普通のくたびれたサラリーマン・須田民生。演じるのは、映画『カメラを止めるな!』で主演を務めた濱津隆之さんだ。役作りについて聞くと「くたびれた人を演じにいくというよりは、僕がもうくたびれたおじさんなんです(笑)」と、まさかの自虐…!?

「テレ東といえば『孤独のグルメ』が好きでずっと見てきたので、グルメ系ドラマをやれるのは嬉しかったですね。好きなものを食べるために車で出かけ、観光もせずに車中泊するって、秘密基地じゃないけどすごく特別で贅沢だと思ったし、僕もやりたくなりました。車中泊はくたびれたおじさんしかやっちゃいけないわけではないので(笑)、読者の方にもぜひおすすめしたいです。撮影期間中は、実在するお店のいろんな“絶メシ”を食べましたが、高崎のラーメン屋のどシンプルな中華そばは本当に美味しかった」

“絶メシ”を生み出した店や店主の人生には激動のドラマがつきもので、もう一つの見どころになっている。

「家出した旦那さんが4~5年後にふらっと戻ってきて焼きそば屋をはじめると言い出して、それを奥さんが普通に受け入れるとか、これ実話なの? というような物語がどの店にもあるんです。僕なんてこれまで、本当につまらない人生を送ってきたので、激動な人生が羨ましいぐらいですけど」

地上波連ドラ初主演については「いつか主演をやりたいというような願望はこれまで一切なかったからびっくりしました」と意外な答え。

「主役をやるとか賞を狙うということは、自分の中では重要ではないんです。僕、土を練って壺を作ったり鉄を打って刀を作ったりと、一人でひたすらもの作りに向き合う職人さんを昔からかっこいいと思って尊敬しているんですが、役者も似ているところがあると思う。そもそも自分のことすら理解していないのが人間だし、人間だって得体の知れないもの。ということは人が人を演じるのなんて無理なんですよね。でもあえて、そこに足を突っ込んでいく楽しさややりがいはあるのかな」

はまつ・たかゆき 1981年8月25日生まれ、埼玉県出身。主演映画『カメラを止めるな!』のヒットにより一躍知名度を上げる。今年公開の映画『僕の好きな女の子』『二人小町』に出演。

『絶メシロード』 中年サラリーマンが絶滅しそうな店の絶品メシを求めて、週末1泊2日の大冒険をする、車中泊×グルメドラマ。出演は濱津隆之、酒井若菜、山本耕史ほか。1月24日(金)よりテレビ東京ほかで毎週金曜24:52~放送。©「絶メシRoad」製作委員会

※『anan』2020年1月29日号より。写真・小笠原真紀 インタビュー、文・若山あや

(by anan編集部)

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