いま食べたい！…体を強くする「春が旬の食べ物」厳選3つ #44

美容、健康に関する資格を8個保有するライター＆コラムニストharakoが、日々の生活で気軽に取り入れることができる美容情報をご紹介する連載です。第44回目は、国際アンチエイジング栄養コンサルタントの視点から、春に栄養価が高い“いまが旬”の食べ物をご紹介します。
■ “旬”の食べ物は、栄養がいっぱい詰まってる……！

【ちょこっと美容マメ知識】vol. 44

果物や野菜、魚など、食べ物には“旬”があります。“旬”の食べ物は、美味しいだけでなく、食材に適した気候で育つことで栄養価が高まると言われています。

健康的にキレイになるためには、しっかり食べて栄養を摂り入れることが基本！ということで、この春に栄養価が高まる“旬”食材を3つご紹介したいと思います。

■ 旬1. キャベツ

年中スーパーマーケットに並ぶキャベツですが、春キャベツの栄養価はグンと高く、甘くて柔らかい葉が特徴です。

キャベツから発見されたキャベジン（ビタミンU）は、胃に働きかける栄養なので、食べ物の吸収や消化を助けてくれます。

また、シミやそばかすの原因になるメラニン色素の生成を抑えてくれる美肌作りに欠かせないビタミンCや、脂肪やコレステロールの流れをよくしたり髪の毛の健康に働きかけたりするイノシトール（B群の仲間）もたっぷり含まれています。ほかにも、食物繊維（※）が豊富でお通じがよくなることも！

キャベツに含まれているキャベジン、ビタミンC、イノシトールは「水溶性ビタミン」に分類されるため、熱に弱く調理方法によっては栄養が流れてしまう可能性があります。なので、茹で汁をそのまま飲むことができる味噌汁やロールキャベツ、または軽くマヨネーズであえて味付けしたコールスローにするのがおすすめです。

※キャベツの食物繊維は大きいので、生で食べる時は小さくしましょう。できれば、茹でたり蒸したりするのが◎。


Point☆ちょこっと美容マメ知識

キャベツは日持ちするので、ストックにぴったり!

■ 旬2. デコポン

皮が分厚くて頭にポコッとしたコブが印象的なデコポンも、春に収穫量が上がります。正式名は、不知火（しらぬひ）なのですが、そのなかでも糖度が13度以上で酸度が1％以下に値するみかんだけをデコポンと呼ぶとか。

ちょっぴり酸味が効いたデコポンは、疲労回復にいいエイジングケア成分のクエン酸やビタミンCが豊富に含まれていたり、デコポンの皮や筋には毛細血管を強くするビタミンPが含まれていたりします。

そのまま食べるのもよし、豆乳とデコポンを使ってスムージーにしてみてもよし。“旬”のデコポンを、満喫してください♪


Point☆ちょこっと美容マメ知識

ハリがある皮より、しなやかな皮を選ぼう!

■ 旬3. カツオ

青魚のカツオは、春と秋に“旬”があります。戻りカツオと呼ばれる脂がのった秋のカツオに比べると、春は、初ガツオ・のぼりガツオと呼ばれており赤みがある魚肉でさっぱりしているのが特徴です。

なんといっても青魚には、体内で生成することが難しいオメガ3系脂肪酸のDHA（ドコサヘキサエン酸）、EPA（エイコサペンタエン酸）が豊富。血液をサラサラにしてくれますよ♪

ほかにも、体のエネルギーアップに繋がるビタミンB群や、血液を生成する鉄、20歳をピークに減少してしまうエイジングケア成分のコエンザイムQ10なども含まれていて、女性には嬉しいお魚ではないでしょうか。

春のカツオは、青魚の中でもさっぱりしていて臭みが少ないので、「カツオのたたき」として食べるのがおすすめです。煮たり焼いたりせずに、そのまま切り身で、タレに工夫をしてみてくださいね。タレは、ネギとレモン汁、生姜とポン酢、大根おろしと醤油などがおいしいですよ。


Point☆ちょこっと美容マメ知識

青魚が苦手な人でも、カツオは食べやすい!


春に“旬”を迎える3つの食べ物、いかがでしたか？「季節を楽しむ食」を意識して、美味しくキレイを作りましょう♪



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