史上初のオンライン開催となったa-nation online 2020をレポート!
ananweb / 2020年9月7日 19時40分
今年で19回目を迎える国内最大級の音楽フェス「a-nation」。今年は新型コロナウイルスの影響で、初めてのオンライン開催となりました。毎年豪華アーティストの競演が見どころですが、今年は全5ステージ、総勢100組を超える出演者が集結。浜崎あゆみ、倖田來未など日本のアーティストのみならず、韓国や中国からもアーティストが参加し、海を超えたオンラインフェスが実現しました。
取材・文 尹秀姫
■ ■Da-iCE
2011年からa-nationに参加しているDa-iCEは、今年が7回目の出演。無観客のステージといえどもきれいに揃ったダンスとツインボーカル大野・花村の美しいハーモニーは健在!
花村さんが「初めてのオンラインなので緊張感を持ってやっていますが、みなさんはおうちからのほほんと観ていただいて(笑)」と挨拶すると、大野さんも「全国各地から観ていただいているので、僕たち的にはチャンス。前向きに考えたらオンラインはいい機会」とポジティブ。TVアニメ『ONE PIECE』の主題歌「DREAMIN’ ON」では全員が拳を振り上げ、ライブを盛り上げました。
■ ■Red Velvet
今回が3回めのa-nation参加のRed Velvetは、まずは最近、韓国でリリースしたアイリーンとスルギのユニット曲「Monster」からスタート。続く「Pshycho」は、これが日本初披露。アイリーンもステージが終わって「この曲は今日が日本初披露でしたが、いかがでしたか?」と観客の反応を知りたがっていました。
「夏の暑さを吹き飛ばす曲を準備しました!」というスルギの言葉どおり、最後はRed Velvetの夏の定番曲「Red Flavor」で元気いっぱいなステージを見せてくれました。
■ ■EXO-SC
EXOから誕生したセフンとチャニョルのユニット、「EXO-SC」は今回が初登場。とはいえEXOとしてはこれまで3回a-nationに出演しているだけに、違和感はゼロ。夏らしくトロピカルな背景をまとって、彼らのデビュー曲「What a life」からスタート。
今回は各ステージごとに動画配信チャンネルがもうけられているためか、途中のMCで「チャンネル変えちゃだめです!」と観客を煽っていたのも印象的。ラストでは最新曲「1 Billion Views (Feat. MOON)」を披露し、最後まで彼ららしいチル曲でまとめあげたステージでした。
■ ■SKY-HI
バックバンドを従えたSKY-HIは緩急の効いたラップが印象的な「SKY`s The Limit」からスタート。独特の速射砲ラップだけでなくパフォーマンスとしてもハイクオリティなステージは、オンラインライブであることを忘れてしまいそうな圧倒的なナマ感。
「後ろ向きになっちゃいけないってこともないけど、前向きになっちゃいけないということもない」という言葉通り、時には画面の向こうにむかって「ハンズアップ!」と煽る様子は、今までのステージそのもの。ラストは「Snatchaway」でライブを華々しく締めくくりました。
■ ■SuperM
昨年、彗星のごとくデビューした彼らは、韓国の大手事務所SMエンターテインメントの所属アーティストからエースが集って結成された、いわばアベンジャーズ・ユニット。まずはデビュー曲「Jopping」と「Super Car」でご挨拶。
「今回のa-nationは全世界で観てくれているんですよね」(テミン)ということで、日本語、英語、中国語、タイ語など、各国の言語での挨拶を披露してくれました。ベクヒョン(EXO)からは「少し前に『100』という曲をリリースしましたが、これから『ホランイ(Tiger Inside)』がリリースされます。お楽しみに!」と宣伝も。
テミンが「今年はオンライン開催になりましたが、いつもと変わらないエネルギーを楽しんでいただけたらうれしいです」と語っていた通り、カイがカメラに向かってウインクしたり、メンバー全員がのびのびとステージに立っていたのが印象的でした。
■ ■SUPER JUNIOR
今年でデビュー15周年を迎える、韓国が誇る長寿アイドル・SUPER JUNIORはこれが5回めのa-nation参加にして、Green Stageのヘッドライナーを務め上げました。そんな彼らの1曲めは、ファンとの絆が感じられる名曲「U」。続いて「2YA2YAO!」、「Super Clap」と、立て続けに新曲を披露。
SUPER JUNIORといえばこれまでa-nationで笑いの伝説を築いてきましたが、今回は圧巻のパフォーマンスと仲のよさがうかがえるやりとりに終始。「毎年a-nationではみなさんと直接会えていたのですが、今年は会えなくて残念です。来年はきっと会いに行きます。来年まで待っててね!」(ドンヘ)と、来年への希望を語ってくれました。
■ ■浜崎あゆみ
Blue Stageのヘッドライナーは、浜崎あゆみさん。今年で通算17回目のヘッドライナーとして、初めてのオンライン開催となったa-nationをまとめ上げました。小室哲哉さん作曲の新曲「Dreamed a Dream」を初披露したほか、「vogue」「Far away」「SEASONS」の“絶望三部作”を立て続けに歌ったステージは圧巻のひと言。そしてラストは定番の「July 1st」でa-nationを華々しく締めくくりました。
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