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トイレットペーパーから生き物が…英才教育を受けた女性の鮮烈作品

ananweb / 2020年9月19日 19時50分

トイレットペーパーから生き物が…英才教育を受けた女性の鮮烈作品

スマホに自分の好きなアートを自由にコレクションできたら、楽しいと思いませんか。そんな夢をかなえてくれるのが、美術鑑賞アプリ『PINTOR(ピントル)』。今回、その新サービス発表イベントに参加し、新しいアート体験のお話を聞いてきました!
■ PINTOR(ピントル)って?


PINTOR(ピントル)とは、約20万点という世界中のアート作品の中から好きな絵を探したり、スマホにコレクションしたり、自分の感想をシェアすることもできるインタラクティブな美術鑑賞アプリ。

20万点という膨大すぎる数字なので、画家の名前も紹介しきれないのですが、中世の画家から印象派、ナビ派、ラファエル前派、ロスコも歌麿もバンクシーの作品までもありました。

普段なかなか見られないような有名作品をスマホでゆっくり見ることができる、まさに“手のひらサイズの美術館”です。

■ 美術系日本一YouTuberとトーク!

イベントでは、PINTOR代表取締役社長の高橋大地さんが登壇。高橋さんはお母さまが画家という家庭で育ち、昔からアートに興味があったそうです。

「美術館で一方的にアートを見るだけ、という現在の美術鑑賞の状態をこわし、新しいアート鑑賞体験をつくりたい」とPINTOR創業の思いを語りました。

また、PINTOR顧問で美術系YouTubeチャンネル日本一のYouTuberいとはるさんも登壇。

西洋美術の解説動画をYouTubeに配信するほか、イベントでキュレーターもされているいとはるさんは、ユーザー目線でPINTORにアドバイスをしているとのこと。「美術は娯楽のひとつ」という思いから、若者にもアートを楽しめるような工夫をして活動されているそうです。

そんなおふたりのトークセッションがはじまりました。

■ 日本の美術館はしーんとして…

まず、なぜ高橋さんが美術鑑賞アプリをつくったのか、その経緯などを語りました。

高橋さん 美術館に行って絵を鑑賞したとき、感想を友達と話したりすることに楽しさを感じている人が多いですよね。そんな体験をシェアできるサービスが日本にも海外にもなかったので、つくりたいと思いました。PINTORは世界初の試みで、食べログのアート版みたいなものです。

いとはるさん PINTORはレビューもシェアしあうこともできます。鑑賞体験を共有できる点がほかのアプリとは違います。それに、現代アーティストの作品が見られるのもいいですね。

高橋さん 日本の美術館はしーんとしていて静かにしなければならない雰囲気。特に今はコロナもあり、集団で行くことは難しいです。そんなときでも、PINTORならアートを発端に会話したり、ほかの人の意見を知ったり、音声コンテンツで学ぶこともできます。(※学習コンテンツは10月中旬リリース予定)

この前、(上野で開かれている)ロンドン・ナショナル・ギャラリー展に行ったとき、PINTORに絵の感想を書きながら見たら充実感があったし、おもしろかった。こんなふうに、新しいアート鑑賞体験を楽しんでもらいたいですね。

いとはるさん 学生のとき、美術鑑賞の課外学習で、ワークシートに感想を書いたりしましたけど、それと近いところがあります。アウトプットの意識を持つだけで、自分で主体的に考えて見ようとしますよね。ぼーっと見るのと違い、作品の魅力を言語化するきっかけにもなります。

■ トイレットペーパーから生き物!?

続いて、アーティストの更科あかねさんが登壇。4歳ごろから絵を描いていたという更科さんは、陶芸家のお父さまから「勉強すると自分の殻を破れなくなるから、勉強せず思い浮かんだものを描け」という教えを受けたとのこと。実際、美大などに行かず独学で絵を学び、画家になったそうです。

更科さんは、ご自身の創作について、次のように語りました。

更科さん 物心ついたときから描くのが好きで、頭に浮かんだものを絵にしています。トイレットペーパーとか壁を見ていたら生き物が出てきて、それを全部紙に描いていたら父親から「おもしろいね」といわれて(笑)。
 
感情的に描くこともありますけど、だいたいは頭に浮かんだもの、壁やキャンバスを見て思いついたものを絵にしているので、空想画家といわれています。

イベント会場では、更科さんの色鮮やかな作品《Time Zone》のデジタル画像が披露されました。PINTORの「オンライン企画展」には、更科さんのファンタジックで美しい作品がたくさんアップされています。

■ アプリ、使ってみた!

イベント後、さっそくアプリをダウンロードして使ってみました。とりあえず自分の好きなイタリアの画家を検索してみると、ジョットからはじまり、ルネサンスのラファエロ、バロックのカラヴァッジョ、20世紀のボッチョーニやモランディまで、気になる作品は全部ありました。

お気に入りの作品を「コレクション」に保存して見ることもできますし、AR(拡張現実)機能を使って作品を自宅の壁に映し出し、バーチャルな雰囲気でアートを楽しむことも可能。しかも画像が高画質なので本物の名画を見ているような気分になれました。

PINTORは、「美術館に行くのは好きだけど、いまいちアートがわからない人」に向けてつくられたアプリ。まずはスマホで自分だけの美術館をつくってみては。

■ Information

PINTORの主な機能
1. 約20万作品を検索できる機能
2. 作品を自宅の壁などに映し出して楽しむAR機能
3. 自分の感想をシェアしたり他者の感想を閲覧できるレビュー機能
4. 感想に対して“ いいね” や“ コメント” ができるSNS機能
5. 自分の好きな作品をフォルダ化できるコレクション機能
6. 現代アーティストを中心としたオンライン企画展機能

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