森口博子「私には無理(笑)」 女性アイドルグループに“入れない”理由
ananweb / 2020年9月27日 19時30分
バラエティ番組でアイドルが活躍する。その歴史はこの方から始まったと言っても過言ではありません。でもその素顔は、歌を愛する一途な乙女、なのでした。
■ キラキラ眩しく輝く…。そんな正統派のアイドルになりたかった。
歌マネやカラオケ番組、バラエティでも大活躍。さらに日本を代表するアニメ&アニメソングにこよなく愛され続け、今年デビュー35周年を迎えた森口博子さん。取材中、取材陣をずっと笑わせ続けてくれたことが、とても印象的でした。
――撮影時、カメラマンが指定した立ち位置よりちょっと前に出てしまう、その感じがなんとも“森口博子さん”ぽかったです(笑)。
森口:アハハ、そうなんですよ。撮影でもトークでも、なんかつい前のめりになっちゃうの(笑)。なんでしょうね、目立ちたいというよりは、もっと楽しんでほしい、もっと笑ってほしい、という気持ちの表れかなと、自分では思ってるんですが…(笑)。
――森口さんというと、バラエティで笑いを取り、ちょっと無茶もやるアイドル、いわゆる“バラドル”の先駆者の印象が強いですが、本当は正統派アイドルを目指していたそうですね?
森口:はい。小さい頃から歌うことが大好きで、人前で歌うと「上手かぁ、花村(本名)さん上手かぁ」って褒めてもらえ、みんなが喜んでくれるのが嬉しくて。「もう一曲、アンコールやがぁ」とか言われると、口では「もう、いやぁ~」なんて言ってるくせに、心の中では“じゃあアンコールはあの曲でいくか”と思ってる、そんな子供でした(笑)。あと、小学生のとき『ちびっこものまね紅白歌合戦』という番組の全国大会に参加して、全国大会に毎年出場したんです。会場は中野サンプラザ、生バンドの快感を知っちゃったんです。今思い出しても血が騒ぎます。“ここでもっと歌いたい!”、そう感じたことが、私の背中を押しました。正にライブの原体験です。
――憧れのアイドルはいました?
森口:当然、松田聖子さん! 松田聖子さんみたいなキラキラ光線を出すアイドルになりたい! って思ってました。
――あの、キラキラ光線ってなんですか…?
森口:私が憧れたアイドルはみんな、キラッキラの光線を出しているので存在自体が眩しいし、微笑みかけられた私たちは、その光線でクラッとするんです…って、わかります? この感じ。
――ちょっとむずかしいです(笑)。
森口:私が小学校6年生のときに、その『ちびっこものまね紅白歌合戦』に出場した際、ゲストが聖子さんで、たまたま舞台袖にいらっしゃる姿を拝見する機会があって。舞台袖って、真っ暗なんです。でも聖子さんは、後光が差していて、星が見えるかと思ったくらい、キラキラしてました。その翌年、今度は私は聖子さんのバックダンサーを務めるチャンスがあって、目が合ったときにニコッと笑ってくれて!! アイドルの微笑みで、人はこんなに幸せになれるのか…と感動して。私もそんな存在になりたいと思い、オーディションを受けまくってたんですが、これがまったく受からない(笑)。
――ここ10年ほど、女性アイドルグループ全盛期という感じですが、もし森口さんが今、中学生だったら、グループに入るオーディション、受けていたと思います?
森口:いや、受けてません。私は絶対ソロがいい!(キッパリ)
――なんと強い意志!
森口:というよりは、あの集団の中で、数秒で自分をアピールするとか、私には無理です(笑)。いつ自分にカメラが向いて…っていうのを秒単位で計算し、その瞬間が来たら相手を瞬殺! って、本当にすごい。鋼の心がないと無理です(笑)。
『機動戦士Zガンダム』挿入歌「銀色ドレス」や『機動戦士ガンダムZZ』オープニングテーマ「サイレント・ヴォイス」など、全10曲とボーナストラック2曲が収録。ジャズ・バイオリニストの寺井尚子さんやアコースティックギタリストの押尾コータローさんなど、豪華アーティストが多数コラボ。『GUNDAM SONGCOVERS 2』¥3,000(キングレコード)
もりぐち・ひろこ 1968年生まれ、福岡県出身。小さい頃からアイドル歌手に憧れ、’85年TVアニメ『機動戦士Zガンダム』の主題歌でデビュー。その後バラエティで活躍する“バラドル”の第一人者として活躍。2019年にガンダムソングをカバー&セルフカバーしたアルバム『GUNDAMSONG COVERS』をリリースし、10万枚を超える大ヒットを記録し、「日本レコード大賞」では企画賞を受賞した。
※『anan』2020年9月30日号より。写真・小笠原真紀 ヘア・原田妃佳留
(by anan編集部)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
『ガンダムSEED FREEDOM』重田智氏、一般兵の盾の構え方に注文「テレビではなかなかやりきれなかったけど」
ORICON NEWS / 2024年4月23日 22時11分
-
北斗晶 現役時代に支えられ今でも号泣する曲「人生の節目に寄り添ってくれた」 ヒット曲に興奮…筋肉痛も
スポニチアネックス / 2024年4月18日 14時57分
-
「TM NETWORK」40周年トリビュートアルバム、5月15日発売 澤野弘之が「BEYOND THE TIME」、B’zが「Get Wild」をカバー
映画.com / 2024年4月12日 16時0分
-
2024年に必ず聴くべき10大アニソン!1位は…―台湾メディア
Record China / 2024年4月10日 22時0分
-
「80年代アニソン総選挙!」1位はTM NETWORK「Get Wild」‼3曲がベスト10入り、さすがの存在感
よろず~ニュース / 2024年4月6日 16時2分
ランキング
-
1Wi-Fiルーターの寿命ってどれくらい? 買い替えを検討するべきサインはありますか?【専門家が解説】
オールアバウト / 2024年4月22日 21時25分
-
2「しまむらグループ大創業祭」を開催、豊富な商品をお得に - 4月24日よりスタート
マイナビニュース / 2024年4月24日 10時37分
-
3納豆のタレやワサビなどの余った小袋調味料は、どう処分すればいい? 正しい捨て方と活用法
オールアバウト / 2024年4月23日 20時15分
-
4流行りの調理法も実はNG? 炊飯器が壊れやすくなる使い方5選【家電のプロが解説】
オールアバウト / 2024年4月23日 21時15分
-
5日本中で大号令「貯蓄から投資へ」に感じる違和感 預貯金は時代遅れ? 金利が動く今考えたい本質
東洋経済オンライン / 2024年4月24日 9時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください