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ぽっこりお腹対策!「胃腸を整えスッキリさせる」簡単な方法 #161

ananweb / 2022年5月20日 20時0分

ぽっこりお腹対策!「胃腸を整えスッキリさせる」簡単な方法 #161

気温の高い日が増え、薄着の季節となりました。そのぽっこりお腹、もしかしたら目立っているかもしれません! そこで、中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、簡単にできるぽっこりお腹対策を教えてくれます。

胃腸の不調やぽっこりお腹は早めの対策が肝心です!

【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 161

最近、下っ腹がでてきていないですか? お腹にガスがたまって苦しかったり、便秘気味になっていたり、タイトなスカートがはけなくなってきていたりすると、不快感だけではなく、外見にも自信がもてなくなってしまいますよね。さらに、腸の調子が悪い状態が続いてしまうとニキビができたり、体臭や口臭がきつくなったり、気分が落ち込みやすくなったりといいことはありません。

ぽっこりお腹は、早めの対策が大事だといえます。とくに、少しずつ気温が高くなりつつなる今、アイスや甘くて冷たい飲み物や、ハイボールなどを口にする機会は増えていませんか? 下腹部が気になるときには避けたい食べ物・飲み物です。そこで、今週はぽっこりお腹の対策となる食薬習慣を紹介します。

今週は、ぽっこりお腹の対策となる食薬習慣

雨の日が少しずつ増え、関東では、つつじや藤の花の時期が過ぎ、バラがきれいに咲き乱れる梅雨目前の季節に移り変わってきました。そして、春の慌ただしさも少しずつ落ち着いてきた頃でしょうか。徐々にアウターを着る機会が減り、体形がわかりやすい服装になっていきます。

そんな時に気になるのは、お腹周りの様子だと思います。甘いものや冷たいものを食べすぎたり、食物繊維が足りなかったりすると腸の状態は悪化してしまうことでしょう。そして、お腹はぽっこりと立派な状態になります。この状態を漢方では、『痰湿』がたまっていると表現します。そして、長期化すると『湿熱』となり肌トラブルや不眠、不安感などの漢方で『熱』症状がプラスされていくと考えられています。

そこで、今週は、『痰湿』を取り除く食薬習慣を紹介します。食べるとよい食材・メニューは、【切り干し大根の味噌汁】です。

食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:切り干し大根の味噌汁】

作り方は、普段作っている味噌汁の具材として切り干し大根を加えるだけです。

【切り干し大根】

消化を助けるジアスターゼやアミラーゼを含み、腸の働きを助ける食物繊維も豊富に含まれています。『痰湿』を取り除く代表的な食材といえるでしょう。また、ビタミンB群、カルシウム、亜鉛、鉄、マグネシウムなどの栄養も豊富です。お味噌汁だけではなく、サラダや酢の物などにもプラスしてみてはいかがでしょうか。

【味噌汁】

『痰湿』除去に役立ち胃腸に良い働きをする、発酵食品であり温かい食べ物といえば味噌汁です。今後気温の上昇とともに冷たい飲食物が増えることが予想されます。そのため、蒸し暑い日こそ味噌汁習慣を身に着けてみてはいかがでしょうか。

痩せるために食べないことを選択するのではなく、いま必要なものを考えて食べて痩せることを目指しましょう。代謝を上げたり、むくみを改善したり、便秘を解消したりする食べものを体調に合わせて取り入れていきましょう。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

※食薬とは…
漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか? 一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。

月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。

つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。

Information

大久保 愛 先生
漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。
公式LINEアカウント@aika

『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。

『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)
体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。

©Peter Dazeley/Gettyimages
©Charday Penn/Gettyimages
©Inside Creative House/Gettyimages

文・大久保愛

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