恒松祐里、初主演映画『きさらぎ駅』は「ホラーが苦手な私が存分に楽しめた」
ananweb / 2022年6月3日 20時10分
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』で、主人公のモネ(清原果耶)の幼馴染み・スーちゃんを演じていた恒松祐里さん。つねに明るく振る舞いながらも人の心の痛みに敏感で、言うべきことをズバリと言ってくれるスーちゃんを応援していた人も多いはず。6歳から子役として活動を始めた恒松さんの持つ誠実な明るさの源とは――。
――初主演映画『きさらぎ駅』では、卒業論文のテーマである“神隠し”を調べるうちにとある失踪事件にたどり着く女子大生の堤春奈を演じています。サスペンス要素もある異世界ホラーですが、作品にどんな印象を持ちました?
恒松祐里:実は私、あまりホラーが得意ではないんです。でもこの作品は、もちろん怖いところはあるけれど、エンターテインメント的要素がたくさんあったので、楽しみながら台本を読めました。なので撮影時も完成試写でも、ホラーが苦手な私が存分に楽しめたし、楽しい驚きが多いので、多くの方に安心して観ていただけるんじゃないかと思っています。
――紛れ込んだ異世界では予想外のことが次々起きますが、撮影時の印象的な出来事はありますか?
恒松:基本、野外での撮影が多かったんですが、天気があまり良くない日が多くて、それは結構大変でした。あと、この作品の特徴として結構長回しで撮っているシーンが多かったので、ロケに行く前に東京でキャストが集まって動作確認をする稽古というか、リハーサルのようなものがあったんです。事前に動作とかタイミングを覚えて、みんなで息を合わせなきゃいけなかったので大変でしたけど、楽しかったですね。そういう長いシーンが多かったからこそ、キャストとかスタッフさん同士の一体感も生まれて、みんなで協力して撮影に臨めたと思います。
――春奈は自ら異世界に飛び込んでいく好奇心の強い人ですが、ご自身はいかがですか?
恒松:自分の興味のあることに対しては、そういうところがあるかもしれません。お洋服屋さん巡りが好きなんですけれど、お気に入りの店のインスタとかに「今日こんな服が入荷しました」みたいなことが上がっていて気になったら、ちょっと歩いてでも見に行っちゃったり。地方ロケで撮休の日があったら、調べてバスに乗って名所に行ったり観光したりもしますし。
――バスを使われるって、なかなか上級者じゃないですか。
恒松:難しいですけど、乗り換えて温泉に行ったりすることもあります。タクシーってなると結構高くなるし、あまり得意じゃないので、バスを使うか、歩ける距離なら徒歩で行っちゃうことも。東京近辺、結構歩いていますよ。
――フットワークが軽いんですね。
恒松:都内だったら、好きな古着屋さんを歩いて回ったりするくらいなんですけれど、地方だとせっかくだから行っておこうみたいな気持ちになるんです。私、仙台にロケに行くことが結構多いんですが、仙台の牛タンがすごく好きなので、自分の好みの味を探すためにいろんなお店に入って食べ比べして…仙台駅周辺の牛タン屋さんはほぼ食べ尽くしたと思います。
――共演者の方を誘ってみんなで行こう、とかではなく?
恒松:人を誘うのがすごく苦手で…もともとわりと何でもひとりでやっちゃうタイプ。結構ひとりで行動していることが多いです。
――地方の知らない土地に行くのに不安はないですか?
恒松:海外じゃないので大丈夫です。海外へはまだ2回しか行ったことがなくて慣れてないので、さすがにひとりだと不安ですけど、行ってみたい気持ちはありますね。ひとり旅も、たぶん一回行けば慣れちゃうんじゃないかな。
――古着屋さんがお好きだそうですが、インスタグラムにも結構カラフルな洋服を着た写真を上げていますよね。意外でした。
恒松:確かにお仕事で着る衣装って清楚なものが多いので意外かもしれないですけれど、私自身は子供の頃から結構カラフルなものが好きで、お部屋もカラフルです。
――ビーズアクセサリーを作ったり、手芸もやられるそうですね。
恒松:そうなんです。だから出かけるっていうと、お洋服屋さんかユザワヤとかオカダヤのような手芸用品のお店に行くことが多いです。もともとお母さんが編み物が上手な人で、子供のときから服とか帽子を編んでもらっていたんです。私は編み物にはハマれなかったんですがそれ以外の手芸にはハマって、この間は、仕事現場に持っていく用に買ったリュックにオリジナリティを出したくて、パッチワークでパワーパフガールズを縫ったりしました。
つねまつ・ゆり 1998年10月9日生まれ、東京都出身。2005年のドラマ『瑠璃の島』で子役デビュー。’15年にはドラマ『59~私に恋したお坊さん~』で石原さとみさん演じる主人公の妹役を好演。’21年のドラマ『おかえりモネ』の野村明日美(スーちゃん)役は大きな話題に。出演する舞台『ザ・ウェルキン』が、7月7日~東京、大阪で上演。
恒松祐里さんの映画初主演となる『きさらぎ駅』は、6月3日ロードショー。監督は、映画『トモダチゲーム』シリーズなどを手がけた永江二朗。大学で民俗学を学ぶ堤春奈(恒松)は、ネットで話題の都市伝説「きさらぎ駅」を調べるなかで、純子(佐藤江梨子)という女性にたどり着く。彼女に会いに行くが…。
※『anan』2022年6月8日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・武久真理江 ヘア&メイク・安海督曜 インタビュー、文・望月リサ 衣装協力・lilith art duct chabi jewelry
(by anan編集部)
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