多彩なお稽古と蕎麦でつながる”もうひとつの家族”?
ANGIE / 2016年3月22日 7時0分
人とつながりがもてる店特集・第三弾はお稽古と蕎麦でつながる、長屋茶房 天真庵です。
場所は東京スカイツリーから歩いて10分ほど。70年前からある古い長屋を改装した、和の趣きが素敵なお蕎麦屋さんです。
店主の野村栄一さんは、もともと池袋のギャラリスト。9年前にこの地で蕎麦屋を始めたころから、ギャラリー時代のつながりで【お茶・お花】、【書道】や【論語の会】がスタート。その後もお客さん同士のつながりで、【陰ヨガ】に【味噌作り】、【金継ぎ】に【かっぽれ】、【中国語】に【英語で蕎麦打ち】、【ねんどの会】など…毎日のように多彩なお稽古ごとが行われるように。ここで出会った人同士が結婚したという話も?! 野村さんご夫妻にその秘密をお話を聞いてきました。
充実のお稽古は食事会付き、まさに現代版寺子屋
見せてくれたのはびっしりつまったスケジュール!ほぼ毎日開催されていますね
——すごく落ち着く店内ですね、古い家具やステンドグラスも素敵ですね。ここの2階で毎日のようにレッスンが開催されているんですね! カルチャーセンターばりの充実の内容です。
野村さん(以下省略)「お客さんのつながりで、気がつけばこんなに増えてしまいました。うちでは文花的寺子屋って言ってますけどね。地域のカルチャーセンターと違うのは、レッスン後にみんなで石臼挽きの手打ち蕎麦を頂く食事会付きということ。それがあるのとないのでは、随分違うと思いますよ」
——確かに。一緒に食事するとなると、参加者同士の距離が近くなりますしね!
「好きなことを勉強して、その後一緒に食事をする。いわば月1回集まる家族みたいな仲間ができるわけですから。毎月が楽しみにもなるわけですよ」
つかず離れず。よい距離を保てる、東京のふるさと
店主の野村栄一さんと喜代美さんご夫婦。このお二人のほっこりした雰囲気に安らぎます
——いいですね、もうひとつの家族ができるなんて。
「そうですね。やっぱり3.11以降、ここを『東京のふるさと』って思ってくれる方が増えましたね。『家族だからこそ、来たい時にいつでも来れる場所』みたいにつかず離れず。でも特別に思ってくれているお客さんがいて。何年もパタっと来ていなかった人が、急に忘れた頃に遊びに来てくれたり。そういうのってすごく嬉しいですね」
——帰れる場所。そういう存在とても貴重です。職場ではそうはなれないですし。
「故郷から出て働いている人たちにとっては、第二の故郷というか、ここで過ごすことが家族的な温かみのある時間なんでしょうね。家内は『押上のお母さん』って呼ばれているくらいですから(笑)」
幅広い年齢層で、想像を超えたつながりが
【ねんどの会】で奥様が作られた天真庵のミニチュアメニューたち。本当に細かい!
——どんな方々が実際によく来られますか?
「これだけお稽古の内容にバリエーションがあるので年齢層は本当にバラバラですよ。樹脂粘土で好きな物を作る【ねんどの会】なんて下は小学生から上は60代ですし。共通のことをやりながら、お互いのジェネレーションギャップを楽しんでいますね。」
——確かに!これだけ年齢差がある出会いってなかなか機会がないので、面白いですね!
「そうなんです、想像もしてない広がりでしょ。他人なんだけどやっぱり家族みたいで。」
——ちなみに今日これからはどんなお稽古があるんですか?
取材の後、【菌活の会】で味噌作りのおけいこがスタート。毎年リピート率が高いそう
「ちょうどこれからは大人気の【菌活の会】で味噌作りです。この寒い季節にしかできないんですが、6年ぐらい前にお店で作っていた味噌を一人のお客さんに教えはじめたのがきっかけで。
今年はすでに80人以上に!一度、自分で味噌を作ったら美味しくって癖になり。翌年はお友達連れて参加してくれて。参加者はどんどん増える一方ですよ。」
——え!それはぜひ私も作ってみたい!ぜひ来年の予約、お願いしますね!
思わず来年の予約をしてきてしまいましたが、そのくらいお二人の人柄もお店の雰囲気も本当にあたたかく、すっかり包み込まれてしまいました。この安堵感があってこそ、お稽古やお食事会にも家族のような関係が生まれるんでしょうね。
常時15種類ぐらいあるお稽古にプラス、週末にコンサートやイベントが開かれるのでこまめに予定をチェックしたいですね。 和のお稽古に興味がある人や、お蕎麦が好きは方はぜひ! ふるさとみたいな居心地の良さをを体感しにぜひお店へ足を運んでくださいね。
長屋茶房 天真庵
東京都墨田区文花1−6−5
090−2673−5217
http://tenshinan.jp/
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【横須賀市ふるさと納税】工場、ケーキ屋でもないのに皆様のおかげで売上個数年間16,000個!
PR TIMES / 2024年4月22日 16時45分
-
コリラックマ20周年記念して全国5都市へ♪「コリラックマのわくわくトリップ」開催決定!
PR TIMES / 2024年4月15日 11時45分
-
キッチン用品大処分→貧乏長屋状態の台所でつくれるのは「メシ・汁・漬物だけ」…なのに毎日「究極のご馳走」を食べて満足できているワケ
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月13日 10時0分
-
食べチョクが「“おいしい”を教えてくれてありがとう」をテーマに「母の日特集」を公開。さらに母の日・父の日・敬老の日と一貫して #思い出ごはんを残していく「“おいしい”をありがとうプロジェクト」も始動。
PR TIMES / 2024年4月11日 15時15分
-
「ラーメンは苦手」尊富士の身体を作った、“たらの子あえ”に“鮫のすぐめ”おばあちゃんのチカラ飯
週刊女性PRIME / 2024年4月3日 5時0分
ランキング
-
1平均月23万円だが…〈初給与〉に心躍る大卒新入社員〈給与明細〉を見て愕然「天引き額が多すぎる!」
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月25日 7時15分
-
2「いつまでも結婚できない40代男性」の勘違い…高年収でも女性から選ばれない“深刻な原因”
日刊SPA! / 2024年4月25日 11時11分
-
3初期から老眼鏡をかけっぱなしにすると「老眼」が早く進む【一生見える目をつくる】
日刊ゲンダイ ヘルスケア / 2024年4月25日 9時26分
-
4「健康食品は健康に悪い」という不都合な事実…紅麹サプリ問題で明確になった健康食品の恐ろしいリスク
プレジデントオンライン / 2024年4月25日 9時15分
-
5ビジネスシーンでの「方言」どう思う? 「標準語にすべき」「方言でも問題ない」意見真っ二つ! マナーコンサルタントの見解は
オトナンサー / 2024年4月25日 7時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください