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願いが叶う強運期!今あなたが叶えたい望みをひとつだけ【6月5日〜15日】

ANGIE / 2016年6月6日 23時0分

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6月5日から9日は七十二候、「蟷螂生ず(かまきりしょうず)」。蟷螂(かまきり)にとって、家族が増えるハッピーな季節到来。

先月新緑を眺めていたら、なにやらメレンゲのようなものが、ひとつ、ふたつ、みっつ。首をかしげていた私に甥っ子が「かまきりのたまごだよ」と教えてくれました。あの卵から成虫と同じ形をした赤ちゃんが、小さいながらもファイティングポーズをとって登場するんだそうです。

蟷螂の赤ちゃんが産声を上げると、6月10日から15日は「腐草蛍と為る(くされたるくさ ほたるとなる)」。蛍が飛び交う季節がやってきますね。日本のオラクルカード「福を呼ぶ 四季みくじ」の中で蟷螂と蛍は、願いを天に届けてくれる神さまのおつかい。今日はズバリ! 願いを天に届ける虫たちにあやかり、皆さんの心の中に息づく「願いを叶える方法」をご紹介します!
七十二候とは?
時間に追われて生きることに疲れたら、ひと休みしませんか? 流れゆく季節の「気配」や「きざし」を感じて、自然とつながりましょう。自然はすべての人に贈られた「宝物」。季節を感じる暮らしは、あなたの心を癒し、元気にしてくれるでしょう。

季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。

「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。

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蟷螂は「預言者」?
カマで獲物をねらう姿が、まるで拝んでいるように見えることから「拝み虫(おがみむし)」、英名で「Praying mantis(預言者)」と呼ばれる蟷螂。 蟷螂は雪が降る前から、卵が雪で命をうばわれないように、積もる雪の高さを予測して、その高さギリギリの場所に卵を産む習性があるとか。

樹木に含まれる水分の量をヒントに卵を産む高さを決めているのではないか、という説もあるそうですが、詳しいことはわかっていません。 なんにせよ「預言者」という名前。なんとも神秘的なひびきがありますね。

 

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「四季みくじ」には「蟷螂」というメッセージカードがあります。「祈りの吉」カード。皆さんにとって今いちばん叶えたい願いはなんでしょう? たったひとつ、選ぶとしたら?

四季みくじ「蟷螂」のメッセージは「二兎を追うものは一兎をも得ず。欲しいものはひとつにしぼりましょう」。「素敵な人と出会いたい」「お給料アップ!」「宝くじを当てて海外旅行に行きたい」「結婚したい」と、心の中であれもこれもと迷っていると、願いの力も分散してしまいます。

ひとつのことに集中すれば感覚が研ぎ澄まされ、「今だ!」というタイミングで迷いなく動くことができるもの。願いをかける時点で願いをひとつにしぼれない人は、その願いが叶う可能性は低いでしょう。たとえ叶っても、100パーセントの満足はできないかもしれません。

 

平安時代より、切実な願いを叶えるため、神社仏閣へ一日百度参る「お百度参り(おひゃくどまいり)」が行われていました。お百度参りをする意味は、神さまに切実な願いを届けたいという熱い思いはもちろんのこと、「回を重ねるごとに雑念が消え、一心に祈ることができるからですよ」と宮司様にうかがったことがあります。

もしも今、たったひとつの叶えたい願いがあるという皆さんは、蟷螂のごとく百回手を合わせる「お百度参り」に挑んでみてはいかがでしょうか。

 
愛の救世主ホタルが放つ光は「愛の言葉」
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夜の闇に点滅するほのかな光は、言葉をもたぬ蛍の愛の言葉。蛍が放つ光は「蛍火(ほたるび)」と呼ばれ、恋の火、亡くなった人の魂にたとえられてきました。

皆さんは、京都の貴船(きふね)神社はご存じですか? 貴船神社には、平安時代の女流歌人である和泉式部(いずみしきぶ)が夫の愛を取り戻したいと、お百度参りをしたという言い伝えが残されています。

和泉式部はひたすら祈るという時間の中で、川を飛び交う蛍を見て、和歌を詠みました。

 

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「もの思へば沢の蛍もわが身よりあくがれ出づる魂(たま)かとぞ見る」

(物思いをしていると、沢の蛍がわたしの体から抜け出した魂に見える)

 

この和泉式部の和歌に対して、なんと神さまから返歌があったのです!

内容は、「おく山の滝の水が飛び散るほどに思い悩むでないよ」 。その後、和泉式部の願いは叶えられました。

これも、短い命を燃やし愛に生きる、蛍の力添えがあったからでしょうか。

 

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貴船神社周辺では、京都市内より約1ヶ月遅れで蛍が楽しめるそうです。和泉式部が和歌を詠んでから千年以上たった今も、蛍の名所として知られる貴船。好きな人がいるのに思いを伝えられずにいる方は、貴船を旅してみませんか?

四季みくじの「蛍火」カードは、「成就の吉」。「あなたが言葉にして放つ願いが成就する強運日!」。フラれるかもという心配は捨てて、あなたの中に芽生えたその思いを大切にしてあげてください。人を愛する気持ちにも「命」が宿っています。

 

蟷螂と蛍。なんの接点もないようで、実は七十二候でつながっているのですね。今は蟷螂の赤ちゃんが生まれて、蛍が「愛しているよ~」と暗闇の中で光を放つとき。蟷螂の出産も、蛍のラブコールも、愛に満ちていて、なんだかしあわせな気持ちになりますね。

蟷螂と蛍から、しあわせのおすそわけをいただきましょう。

 

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【参考】お家で楽しむデイリーおみくじ 「福を呼ぶ 四季みくじ」三浦 奈々依、 観瀾斎/プレスアート


『くらしを楽しむ 七十二候』広田千悦子/泰文堂

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