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キレイの素がギュッ♡ひと口でぽかぽか美人になれる「グリューワイン」って?

ANGIE / 2017年11月17日 21時0分



私が住むドイツでは、基本的にお酒と言ったら「ビール」なのですが、冬だけはちょっと違います。外が寒くなると、みんな「グリューワイン」と呼ばれる温かいワインを飲むんですよ。クリスマスマーケットが始まるとグリューワインの屋台が道に溢れるので、そこで手を温めながらすする姿をよく見かけます。

こんなビール大国でも愛されるグリューワインとは、一体どのようなものなのでしょうか? 調べてみると、美容と健康に嬉しいワインであることが分かりました!

 
スパイスとフルーツがたっぷり!「グリューワイン」は冬こそおいしい

あまり聞きなれないかもしれませんが、「グリューワイン」とは簡単に言うとホットワインのことです。グリューワインはドイツ語での呼び名ですが、欧州では冬が近づくとよく飲まれ、フランスでは「ヴァン・ショー」、イギリスでは「モルドワイン」と呼ばれています。

グリューワインは赤ワインを温め、スパイスやフルーツを混ぜることで完成します。スパイスはシナモンスティックやローリエ、クローブ、カルダモンが定番で、好みでミントを入れたりも。どれもちょっとだけスパイシーなので、一口飲むだけで体がポカポカと温まるんですよ!

フルーツの定番はオレンジとレモンで、輪切りにして赤ワインと一緒に煮立たせます。酸味が利いて柑橘系の香りが心地よく、食事前に飲むと食欲もそそります。

フルーツの代わりにオレンジジュースを入れたり、好みで砂糖やはちみつを加えることもよくあります。甘めのグリューワインはデザートワインとして、食事を締めくくるにもいいですね。

 
メインのスパイス「シナモン」の効果が凄すぎる!

グリューワインにはさまざまなスパイスが豊富に入り、美容にもいい影響をもたらすんですよ。グリューワインに欠かせないスパイスの一つ「シナモン」は特に「エイジングケア効果がある」と、話題です。

まず女性に嬉しい効果として、血行を促進し体温アップに働きかけます。冷え症の人は積極的に摂取したいですね。寒い冬にもってこいです。ヨーロッパの寒い地域のデザートはシナモンを豊富に使ったものが多いですが、実はこういった事情もあるのかもしれませんね。

最近では、シナモンの匂いがインフルエンザ対策になると注目を集めています。シナモンの香りがついたマスクが開発されているほどで、風邪予防にもいいのだそう。寒くなると風邪をひきやすい人は、シナモンの香りをかがなくてはいけませんね。

またシナモンは、はちみつと一緒に食べるとさらにパワーがアップします。例えば、関節痛の緩和やコレステロール値の低下、胃腸不良の改善、疲労回復……と挙げだしたらきりがないくらい。エイジングケアにも期待できると言われています。

 
肌荒れ防止や免疫力アップ…その他のスパイスの効果にも注目

グリューワインにはシナモンの他にもさまざまなスパイスが入りますが、それぞれに素晴らしい力を持っています。

シナモンの次に定番のローリエは、風邪予防に効果的です。また痛みを和らげる働きをするので、胃痛や関節痛、生理痛の症状も緩和させてくれますよ。

フルーティーな香りでワインとの相性もぴったりの「クローブ」は風邪予防に期待ができます。

そして、ショウガ科の植物「カルダモン」は、ショウガと同様、体を温める効果があり、末端冷え症の人が好んで飲む場合が多いです。ヨーロッパではなんと紀元前4世紀ごろには医療用として使われていたそう。日本でもエステ終わりに出されるハーブティーの定番ですね。

ドイツではミントを加えるグリューワインもよく見かけますが、生葉をそのまま浮かべると見た目もおしゃれです。自家栽培している人も多く、家庭で作るときには仕上げに新鮮なミントの葉をちぎってのせています。

 
ワインはホットが、かなりイイ!

グリューワインが優れているのはもう一つ。ワインが温かいということもポイントなんです。ワインにはポリフェノールが豊富に含まれていて、抗酸化作用があることは周知の事実だと思いますが、温めることでより効果が増すんですよ!

ワインに含まれるタンニンは脂肪の分解を高める働きをしますが、温めることでアルコールが飛ぶのでより飲みやすくなり、お酒が苦手な人でもその効果を実感しやすくなります。

それにワインと一緒に煮立たせたフルーツも、皮までしんなりするので栄養を余すことなく食べられます。普段は食べることのないオレンジの皮には細胞の老化の原因となる活性酸素を抑える「ビタミンC」や、糖質を腸内で包み込んで排出する「ペクチン」、毛細血管を広げて冷え症を改善させる「ペスペリジン」が豊富です。

そしてレモンの皮は水分や老廃物を排出するデトックス効果が強くあり、肌荒れやお通じ改善が見込めます。オレンジやレモンの皮は、生のままだとなかなか食べられたものではありませんが、温めて柔らかくするとおいしく食べられますよ。こんなに効果抜群のものをこれまで捨てていたと思うともったいないですね。グリューワインで余すことなくいただきましょう。

 
アレンジも楽しみ♡ドイツではどんな風に飲まれている?

さて、こんなにも美容効果抜群のグリューワインですが、現地ではどのように飲まれているのでしょうか。ドイツでは美容のために飲むというより、おいしいから飲むという意識が強いようです。しかも家庭によってオリジナリティがあるので、お客さん用に出しても喜ばれます。

特に入れるフルーツは多岐にわたり、例えばマスカットやいちご、ブルーベリーなどがよく見られます。赤いワインの色によく映えるので、目にも楽しいです。1杯あるだけで、テーブルが華やかになりますね。

それに、血行促進効果を狙ってショウガを擦って入れている人も多くいます。スパイスがパンチのあるものが多いので、その他のスパイスともよく合うようです。

グリューワインは「こうでなければならない!」ということではなく、自分の好みにアレンジするのも一つの楽しみですよ。お酒の飲めない人はぶどうジュースでもOK。ぶどうジュースはせっかくのスパイスやフルーツの効果を活かすためにも、ビオのものがおすすめです。

 

グリューワインは見た目もカラフルで、ホームパーティーにもぴったり。おいしく楽しく美意識を高めていきましょう!

 

参考:株式会社TCN、SidrHoney、ALL MY TEA、日南市、4Leaves、シエル・エ・ヴァン

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