「あにめたまご2019」完成披露上映会、育成プロジェクトに参加した次世代担う若手アニメーター集結

アニメ!アニメ! / 2019年3月11日 17時0分

「あにめたまご2019」完成披露上映会、育成プロジェクトに参加した次世代担う若手アニメーター集結

3月9日、東京・池袋HUMAXシネマズにて、若手アニメーター等人材育成事業、通称「あにめたまご2019」によって完成した4作品の完成披露上映会が行われた。
一般観覧客と作品制作に携わったスタッフ、同事業関係者などが集まる中、作品の上映とトークショーが行われた。

「あにめたまご2019」は文化庁による委託事業で、一般社団法人日本動画協会が主体となって若いアニメーターらの成長を支援するプロジェクトである。この取り組みは2010年の「PROJECT A」に始まり今回で9回目となる。

本プロジェクトではアニメ制作に関わる幅広い技術と知識をオリジナルアニメ作品の制作を通じて習得するOJT(On the Job Training)と、アニメ業界の一線で活躍する専門家による講座「若手育成講座」及び課題提出によるOFF-JTが並行して行われた。
今年は27名の若手アニメーターが約9ヶ月間のトレーニングを終え、『Hello WeGo!』(ウィットスタジオ)、『斗え!スペースアテンダントアオイ』(ケイカ、グリオグルーヴ)、『チャックシメゾウ』(日本アニメーション)、『キャプテン・バル』(Flying Ship Studio)の4つのオリジナルアニメ作品が完成した。

上映会では、、『ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!』ニャンちゅう役などの津久井教生と、『干物妹!うまるちゃん』土間うまる役などで知られる田中あいみが司会を務めた。



冒頭あいさつでは文化庁参事官芸術文化担当の坪田知広と日本動画協会専務理事理事局長の近藤真司が登壇し、本プロジェクトの趣旨と若手アニメーターの今後の活躍への期待、関係者への労いの言葉が述べられた。





上映会では作品が上映される毎にその作品制作に携わった若手アニメーターや監督、プロデューサーへのインタビューが行われた。
若手アニメーターらは「普段チームで作業をすることがあまりないので、先輩に教えてもらえる環境だったのがとても良かった」「企画や収録、ダビングなど、普段関われない業務に携わったり見学したりできたのが刺激になった」「初めて3DCGでアニメ制作をしたが、3DCGだからといってずっと動かせばいいというものではなく、作画と3DCGに垣根はないということが分かった」「他のチームの作品を見てドキドキした。これまで自分が携わる作品しか見られていなかったが、他の方が作った作品にも目を向けることが出来たし、そこから自分の長所や短所も見い出せた」など、プロジェクトを通じて学んだことをそれぞれの視点と体験から語った。

作品上映終了後、「あにめたまご2019」プロジェクトリーダーである石川光久プロデューサーからのあいさつがあった。



4スタジオそれぞれの作品についてのコメントが述べられ、ウィットスタジオについては「教育のための作品としてきちっと作られており、本育成事業全体を通じて1、2を争うくらい手本となる作品」、ケイカは「由水(桂)監督の経験と才能とプロ根性を見せてもらった。新人にこんなに難しいレイアウトを描かせるのか!」、Flying Ship Studioは「楽しんで作ったことが伝わる作品。こういう形で人が育つんだなと思わされた」、そして日本アニメーションについては「アップデートしてこその伝統。昨年亡くなられた高畑(勲)監督など、先代の伝統の重みを塗り替えて前進していく一歩」とコメントした。

また総評として「スタジオや業界が魅力的に見えるかどうかは、そこにどれだけ素敵な尊敬できる先輩がいるか」と語った。

本プロジェクトで完成した4作品はアニメ専門チャンネル・アニマックスで放送される他、原画などが3月23日、24日開催「AnimeJapan 2019」メインエリア内のあにめたまご2019ブースにて公開される予定。
放送予定日などの詳細は今後あにめたまご公式サイトおよびツイッターアカウントにて公開される。


[アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.bizより転載記事]

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