【連載:シネマ守銭奴】『愛と誠』の見どころ(銭どころ)

AOLニュース / 2012年6月16日 10時0分

Filed under: ムービー, 【連載:シネマ守銭奴】

はじめまして。このコラムは、観た映画に対して「値段」をつける、というなんとも失礼極まりない内容です。素人の分際でそんな事をしたらお叱りを受けるかもしれませんが、あくまで個人の価値基準に基づいた値付けなので、どうか菩薩の心で読んでやって下さい。で、もし作品に興味をもっていただけたら、ぜひとも劇場に足を運んで、身銭をはたいてご鑑賞いただければこれ幸いです。

さて、記念すべき第一回めの作品は『愛と誠』。三池崇史監督の最新作です。
三池崇史といえば、僕が住む街荻窪でたまに見かける"風貌がどことなく三池監督に似ているお婆さん(金髪にサングラス、チンピラっぽいシャツ姿)"がおりまして、僕は密かに「荻窪の三池崇史」と呼んでいます。最近見かけないので少し心配です。
話しが逸れましたが、『愛と誠』、この映画は良くも悪くもとんでもない映画でした。三池監督の作品は大概どれもとんでもないですが、今作では監督特有のオフザケ節がてんこ盛りです。恥ずかしながら原作漫画は未見ですが、おそらく原作の純粋なファンからしたら、この映画化は邪道も邪道、「三池崇史許すまじ!」な内容ではないかと思います。僕自身、観るまでは"とことん激しい学園純愛ドラマ"かと思って期待していましたが、始まってみたらオフザケ満載の昭和歌謡ミュージカルだったので、正直ズッコケました。
とは言え、この映画には銭を払ってでも見るべき箇所がけっこうあったので、いくつかあげたいと思います。

「一青窈&市村正親のミュージカルシーン」
この映画のミュージカルは基本どれも馬鹿馬鹿しいですが、中でも、夫婦役の一青窈さんと市村正親さんの、無駄に長いミュージカルシーンは際立っています。とくに市村さんの「本物」がなせるキレッキレの動きは爆笑or感涙です。この二人のプロフェッショナルの競演には少なく見積もっても1,000円の価値があると思います。

「加藤清史郎くんのバイオレンスアクション」
シーンとしては一瞬ですが、主人公の子ども時代を演じた加藤清史郎くんが、子供相手に狂気のバイオレンスアクションを炸裂します。このシーンを見たら、もうだれも彼の事を「かわいい♪」と言えなくなると思います。これも1,000円の価値ありです。

「武井咲ちゃんが縄で縛られ吊るし上げに!!」
いまや国民的美少女の武井咲ちゃんが、こともあろうか縄で縛られ吊るし上げられるという70's女番長映画みたいなサービスシーンが終盤で見られます(しかもその咲ちゃんの下腹めがけてポーリングのピンが!!!)。これも1,000円(人によっては2万円)の価値はあると思います。

この他にも、安藤サクラさん演じる「ガムコ」とか、伊原剛志さん(オッサンにしか見えない高校生役)による「猿蟹合戦講座」とか、なかなか良い見どころ(銭どころ)はたくさんあります。
その反面、「金返せ!」とまでは言わないまでも、自分的にプライスダウンな部分もちょいちょいありました。
そんなわけで、諸々計算しまして、、、、

この映画、2,100円払って観る価値あり!

(あと原作のマンガはちゃんと読んでみようと思いました)



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