『ホワイトゾンビ』から『ワールド・ウォーZ』まで...ゾンビの進化を復習

AOLニュース / 2013年8月13日 18時26分

『ホワイトゾンビ』から『ワールド・ウォーZ』まで...ゾンビの進化を復習


ブラッド・ピット製作/主演で話題の『ワールド・ウォーZ』が、現在絶賛公開中! それを記念して、ゾンビ映画の歴史をざっと振り返ることができる動画をご紹介。すでに日本では観ることが難しい作品も含まれているが、文脈をおさえておいて損はナシ! きっとゾンビ映画を深く掘り下げるきっかけになるはずだ。


まず、世界初のゾンビ映画と言われる『ホワイトゾンビ』(1932年)は人を襲って喰らうゾンビではなく、怪奇俳優ベラ・ルゴシが演じる魔術師によって蘇らされた死体が登場。同じく『死霊が漂う孤島:King of the Zombies』(1941年)、『私はゾンビと歩いた!:I Walked with a Zombie』(1943年)のゾンビたちも、ブードゥーの呪術による"動く死体"といった程度の存在で、怪奇映画の一要素として描かれている。

"史上最低の映画"と謳われる、エド・ウッド監督の『プラン9・フロム・アウタースペース』(1959年)は「宇宙人が死人を蘇らせる」という超B級作品だが、後年カルトヒット。怪奇映画の老舗ハマーフィルム製作の『吸血ゾンビ:THE PLAGUE OF THE ZOMBIES』(1965年)は凡作ながら、後のゾンビの源流となる要素が随所に散りばめられている。

そして、1968年に誕生したのがジョージ・A・ロメロ監督による『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』。はじめて"墓から這い出て人間を襲い喰らうゾンビ"を描いた記念碑的作品で、現在はニューヨーク近代美術館(MoMA)に所蔵されている。

70年代には早くも『死体と遊ぶな子供たち:CHILDREN SHOULDN'T PLAY WITH DEAD THINGS!』(1972年)『悪魔の墓場:DON'T OPEN THE WINDOW』(1974年)といった二番煎じのゾンビ・パニック作品が登場するが、ブラックスプロイテーション・ゾンビ映画『シュガー・ヒル』(1974年)など、時勢を反映した興味深い作品も。

1978年にはロメロ御大が『ナイト~』に次ぐゾンビ3部作の2作目、『ゾンビ:DAWN OF THE DEAD』を発表。青白い顔で両手を突き出し、唸りながらノロノロと歩いて人間を襲う...いわゆる現代におけるゾンビのパブリック・イメージを作り上げた最重要作だ。

そんな『ゾンビ』へのイタリアからの回答(?)である『サンゲリア:ZOMBIE』(1979年)は、海中でゾンビとサメが対決するバカ・シーンや眼球串刺しなどグロ描写が満載ということで根強いファンも多い、イタリア・ホラー界の巨匠ルチオ・フルチ監督による傑作。ちなみに同監督作『ビヨンド:THE BEYOND』(1980年)は脚本が崩壊しているため、"ながら観"しているとゾンビが出てくる以外どんな話だったかさっぱり分からないという問題作だ。なお、フルチの影響を強く受けた(というか流用した)『人間解剖島ドクター・ブッチャー:ZOMBIE HOLOCAUST』(1980年)は、タイトルからも分かるように"ゾンビ + 食人族"という胸焼け必至の無茶なトッピングが最高な1本である。

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