NHK「ポエム化社会」が大反響 溢れる意味不明の「優しい」言葉...居酒屋甲子園は抗議発表

AOLニュース / 2014年1月17日 22時0分

NHK「ポエム化社会」が大反響 溢れる意味不明の「優しい」言葉...居酒屋甲子園は抗議発表


NHKで、月曜から木曜の19時30分から放送されている『クローズアップ現代』といえば、毎回ワンテーマで社会問題を切り取る硬派な報道番組。その『クロ現』が、1月14日放送の回で「あふれる"ポエム"?! ~不透明な社会を覆うやさしいコトバ~」というテーマをピックアップ。震災後に広がりを見せる「シンプルで聞き心地のいい言葉」の多用化を取り上げ、これが波紋を呼んでいる。


同番組が唱える"ポエム"とは、「夢をあきらめない」「みんなを幸せに」など、東日本大震災後ににわかに世の中にあふれ始めた惹句のこと。番組では、「最近、前向きで優しい言葉なんだけど、意味がちょっとよく分からない、詩のような言葉を、よく目にすると思いませんか?」という問いかけから始まり、

「子どもたちのポケットに夢がいっぱい、そんな笑顔を忘れない古都人吉応援団条例」(熊本県人吉市の、ふるさと納税の条例)
「『谷津 奏の杜(かなでのもり)』への改称」(千葉県習志野市)

といった"ポエム化"の例を紹介。

さらに、昨年11月に行われた、日本一の居酒屋を決める「居酒屋甲子園」で、「変わりたい!今の自分はイヤだっ!」「夢は1人で見るもんなんかじゃなくて...」と、居酒屋で働く喜びをステージ上でアピールする参加者の様子が放送され、ツイッター上には、

「ポエムおもしろかった~wコメンテーターがひいてたw」
「たまたま見た今夜のクローズアップ現代『ポエムのような言葉があふれている』内容がすごかった・・・」
「今日のクロ現、ポエムような言葉があふれてる日本特集面白かった。」

など、番組に対する感想が数千件寄せられた。

しかし、この放送内容に、居酒屋甲子園側が噛み付いた。番組では、「時として、目にしたくない現実を覆い隠す道具になりかねない」「直視すべき問題を覆い隠し...」など、こうしたポエム化を批判的に捉えた表現のナレーションが随所に使用されていたため、居酒屋甲子園運営側はHPで、

「若者をごまかすための言葉遊び(「ポエムの力で説明放棄」「何かを隠蔽する」等々)であるような報道がありました。このような報道になったことは誠に残念であります」
(原文ママ)

との声明を発表。これが火に油を注いだ形となって、2ちゃんねるでは、番組放送から3日が経過しても、

「いやこれは気持ち悪かったぞw」
「頑張ってる若者を馬鹿にする冷めた風潮のほうが問題」
「居酒屋なんだからお酒や料理で勝負してくんないかなぁ」

と、スレッドへの書き込み数は2000件を超えており、"ポエム化"への議論はいまだ継続している。

【参照リンク】
・あふれる"ポエム"?!-NHK クローズアップ現代
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3451.html 
・居酒屋甲子園
http://www.izako.org/ 

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