「名門マンUを1年で追放」 ジーニアスことモイーズがスペインで復活

AOLニュース / 2014年11月11日 18時0分

「名門マンUを1年で追放」 ジーニアスことモイーズがスペインで復活


「アイツが帰って来る」。元マンチェスター・ユナイテッドの監督、デイビッド・モイーズ氏がスペイン、リーガエスパニョーラのレアル・ソシエダの新監督に内定とクラブの公式ページが発表した。


マンU時代には、クラブの成績不振と現ドルトムント香川真司選手の起用を巡り「無能」のレッテルを世界のサッカーファンに貼られ、日本のファンにも嫌われるという、何とも残念な指揮官だったが、果たしてモイーズ氏は無能な指揮官だったのか?

あの「常勝アレックス・ファーガソンの後継者」に指名されたところからが不幸の始まりだったような気がする。

モイーズといえば前職だったエバートンでの監督としての成果が評価されているが、2012年からの10年間の成績は、4位1回、5位1回、6位1回、7位3回、8位1回、11位と17位が各1回。
良い年にはルーニーやフェライニといった才能が開花し、好成績の翌年は、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグへの出場で多くの中堅クラブが経験するタイトなスケジュールによる激務でリーグ成績が沈む割と当たり前のリアクションを続けていたモイーズ。

大きな発展や常に勝ち進むというミッションとは無縁だが、予算どおりもしくはそれ以下の条件でもそこそこの仕事をする監督だ。エバートンではこれで十分優秀な監督だが、マンUでは許されない成績が災いした。「もう少し待ってくれても...」という感じは傍から見てあったが、それが許されないのがビッグクラブの世界なのだ。

元々常勝軍団の指揮はモイーズにとってギャンブルだったのかもしれない、金満チームの潤沢な予算の中での指揮では、世界最高峰のタレント集団を使ってワイドに展開しクロスを中に入れるだけというサッカーゲーム初心者のような戦術で失笑を買ったが、かつての、相手を細かく分析する力が再びスペインで開花するか期待したいところだ。

ちなみに現在レアル・ソシエダは15位・・・降格スレスレ、これは彼にとって丁度良い名誉挽回のポジションかもしれない。

指名責任を問われたサー・ファーガソンも「デイビッドは未来にうまくやることができるだろう」とエールの言葉を贈っている。「中堅チームの限られた予算で結果を出す」これもフットボール世界での別の角度から見た醍醐味のあるミッション。思えば今マンUで苦戦しているファン・ハール監督も、バルセロナでの挫折からオランダの中堅AZを押し上げて見事に復活した。バスクの地でのモイーズ氏のグッドラックを期待したい。

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