ザ・クリスタル・メソッド、モータウンの大御所とのコラボを語る

AOL ミュージック / 2012年2月22日 16時0分

Filed under: Spinner, インタビュー, ダンス・エレクトロ

1997年のデビュー・アルバム『Vegas』でシーンに華々しく登場したザ・クリスタル・メソッド。瞬く間にダンスミュージック界の売れっ子となった彼らは、トム・モレロやスコット・ウェイランド、ピーター・フック、マティスヤフら多数のアーティストとのコラボによって、自分たちの音楽をハードロックやラップ、レゲエと融合させてきた。

<Spinner>は、メンバーのスコット・カークランドとケン・ジョーダンにインタビューを敢行。赤丸上昇中のラッパー、イェラウルフとの共演や、モータウンのバックバンド、ファンク・ブラザーズとソウル界のレジェンド、マーサ・リーヴスとのコラボについて話を聞いた。

Spinner: マーサ・リーヴスとの関係は?
ジョーダン: 「Re:Generation」(※)っていうドキュメンタリー映画を作っていてさ。そこにはそれぞれ異なるジャンルの5組の伝説的存在とタッグを組んだ、5組のエレクトロニック・アーティストが参加しているんだ。俺たちはR&Bとソウル担当になって、マーサに会うためにデトロイトに向かったのさ。彼女は俺たちを連れて街を案内してくれた。マーサは最近までデトロイト市議会の人物だったんだ。俺たちは1日中、モータウンの重鎮(ファンク・ブラザーズ)とレコーディングをして、マーサも俺たちがLAのスタジオで作った歌を歌ってくれたんだ。とてもワクワクしたよ。

マーサとのコラボはどうでしたか?
カークランド: 彼女は本当にスペシャルな人さ。俺を含め、自分が知っている誰よりもエネルギーがある。モータウンやデトロイトの街を語るにも最適な人だよ。

彼女への曲はどうやって準備したの?
マーサには、モータウン・サウンドなどのコピーをしてほしいとは思っていなかった。あくまでもクリスタル・メソッドのサウンドにしたかったんだ。そこにR&Bとソウルの要素が加わっているっていう。モータウンのテイストもあるかもしれないけれど、間違いなくクリスタル・メソッドの作品さ。マーサも気に入ってくれたし、うまくやってくれた。

今回のコラボでのファンク・ブラザーズの役割は?
ジョーダン: 残念なことに、オリジナルのメンバーはほとんどいなかったんだ。アーニー・ウェルズはホルンを担当し、すごく影響力のあるギターサウンドを生み出したデニス・コフィーもいた。"ピーナツ"ってあだ名の敏腕ベーシストや、俺たちのやっていることを完全に理解していた最高のドラマー、ダリル・スミスも参加した。今回のプロジェクトは本当に素晴らしかったよ。皆が演奏して気分が良くなり、そしてさらに前へと進むような作品を作ることができたからね。とても誇りに思っているよ。一度聴けば、誰もがブッ飛ぶはずさ。

(マーサ&ザ・ヴァンデラスの楽曲)「Dancing in the Street」でのアイロンなど、ファンク・ブラザーズはユニークな楽器を使うことで知られています。何か変わったものを使っての録音はありましたか?
カークランド: 俺たちは70年代ごろにできたスタジオで作業した。ヒッツヴィル(モータウンの愛称)をはじめとした数多くの楽曲がレコーディングされた場所さ。「Standing in the Shadows of Motown」というドキュメンタリーを見ると、その環境がいかに特別だったかがわかるよ。あの場所には特別な何かがあるんだ。毎日のように創造性があふれていて、アーティストはモータウンのシーンを肌で感じ取ってるのさ。俺たちはこれまでずっと、ファンクやR&B、ソウルに感謝の念を持っていたけど、今回のプロジェクトでそれらにもっと近づいたね。とにかく楽しかったよ。

今取りかかっている、新しいプロジェクトについて教えてください。結果として、ソウルとファンクにさらに影響を受けたとか?
ジョーダン: ロックやヒップホップと同様、ソウルやファンクからは常に影響を受けている。最近では「Play for Real」という新曲とそのビデオを作ったんだ。

カークランド: ヘヴィっていうバンドと一緒にやったんだ。2つのプロジェクト(今回の新曲と、ファンク・ブラザーズ/マーサ・リーヴスとのコラボ)のタイミングはある意味、完璧だった。俺たちがマーサのレコードにもたらしたのと同じ影響が、この曲に込められているからさ。「Play for Real」には、かなりソウルフルな裏声やボーカル、ホルンが収められているよ。

ジョーダン: イェラウルフと「Make Some Noise (Put 'Em Up)」っていう曲もやったよ。彼は、聴く人を驚かせるような情熱的な歌声を披露してくれた。

※: マーク・ロンソン、スクリレックス、ザ・クリスタル・メソッド、DJプレミア、プリティ・ライツが参加したドキュメンタリー。グラミー賞の協力で製作された。監督は「ザ・ティルマン・ストーリー/ The Tillman Story」のアミール・バー・レフ。

「Re:Generation」プロジェクトトレーラー

【関連記事】

AOL ミュージック

トピックスRSS

ランキング