ザ・ハイヴス、ニュー・アルバム発表直前インタビュー

AOL ミュージック / 2012年5月19日 16時0分

Filed under: Spinner, インタビュー, ロック

ザ・ハイヴスが「俺たちは世界最高のバンドだ」と言ったとしても、それは彼らが不遜な態度を取っているということにはならない。彼らがいかに自分たち、ライブ、そしてアルバムに対して高いハードルを設けているのかということなのだ。前作より5年を経てニュー・アルバム『Lex Hives』が発売となる。


アルバム発売を前に、ザ・ハイヴスは<Spinner>の取材を受けたが、ハウリン・ペレ・アームクヴィストは今回5年ぶりのアルバムになることを受け、「アルバムからアルバムの間に長い時間をかけると、それは自己充足的予言(あることに対してそうだと思っていると、結果的にそうなっていくこと)になっていく。つまり長い時間をかけると、本当に長い時間が経ったなと思うようになり、アルバムは最高の作品にならないといけなくなるんだ」と解説。続けてドラマー、クリス・デンジャラスが、「アルバムを完成させるためには沢山のことをやらなければならない。で、俺たちは全員アルバムを最高のものにしたいと思っていたから、その分やることが多くなって時間が必要になったというわけだね」と補足している。

また、アルバムタイトル『Lex Hives』の意味について尋ねられると、バンド側は「Lexは古代ローマ時代に法律を成立させること、そしてそれを基準として受け止めることを意味した言葉なんだ」と説明し、ギタリスト、ニコラウス・アーソンは「つまりはザ・ハイヴスの法律ってことなんだ。偉大なバンドとは何か? ザ・ハイヴスはどこが優れているのか? そしてそれらを帰納していく形で法律として制定していくのさ」とコメントしている。

ちなみに、法律という意味で、ザ・ハイヴスが観客に制定する法は何かと尋ねてみると、「静かにするな」とドラマーのクリス・デンジャラスが回答し、それを受けて、「俺たちは静寂が嫌いなんだ。静寂になると耳鳴りがするから、とにかく音楽をプレイし続けるか、観客に騒いでもらわないとならない。そうじゃなければ俺がマイクに向かって叫ばないとならない。静寂に対する嫌悪感が俺たちの活動に核にあると思う」とハウリン・ペレ・アームクヴィストが続けている。

しかしこのバンドは嫌悪感やネガティブな感情とは無縁であり、クリス・デンジャラスは、「喜んで涙を流す以外、涙は流しちゃいけない。悲しい涙はナシだ」とコメント、続けてハウリン・ペレ・アームクヴィストは具体的な名前こそ挙げなかったものの、「最近はそういう哀しみや涙の方向のバンドが多すぎる」と付け加えている。

では、ザ・ハイヴスのライブで泣いている観客はいないのかという質問をすると、クリス・デンジャラスは「喜びの涙さ。それなら毎晩見ているよ」と回答した。

最後に、ステージ上、そしてオフステージでも仰々しい態度が売りになっているザ・ハイヴスに対し、「お前らより俺たちの方がいいバンドだ」と言ってきたバンドはいないのかと尋ねると、ハウリン・ペレ・アームクヴィストは「いないね。みんなそんな愚かなことはしないよ」とコメントした。

『Lex Hives』は6月5日に発売予定。

ザ・ハイヴスのインタビュー映像

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