メディアアーティストのS・スニッブ、ビョークやパッション・ピットとのコラボ語る

AOL ミュージック / 2012年10月21日 16時0分

スコット・スニッブは近年ビョークなどのアーティストの映像やアプリなど、グラフィック全般を担当するNY出身のメディアアーティストで、2010年に発表したアプリ、Gravilux、Bubble Harp、Antographなどはいずれも高評価を得るなど、今を代表するアーティストと言える。今回ビョークやパッション・ピットとのコラボレーション、そして音楽の未来について話を伺った。


あなたはビョークのアルバム『バイオフィリア』のビジュアルを担当し、最近ではアルバム用アプリを制作したことや、数々のインスタレーションの制作で知られていますが、3次元の作品の方が、自由度は高いと思いますか? それとも最近はタッチスクリーンに注目しているのでしょうか?

タッチスクリーンの方が物理的な制約がないから自由だね。インタラクティブなデジタルアートは僕が最初に興味を持ったアートで、1980年、僕が10歳の時からApple IIなどのコンピューターを使いながら2002年まで続けてきた。でも90年代半ばにインスタレーションへ方向転換したんだ。当時は美術館やギャラリーのインスタレーションを観に来る人が多かったし、僕自身も指先で感じてもらうよりも、体全体で感じてもらう方が良いと思っていたからね。でも、App Storeがオープンして、僕はびっくりしたよ。かつて作っていたインタラクティブなデジタルアートにまた戻って、今度こそ多くの人にそれを届けることが出来ると知って、本当に嬉しかった。ソフトウェアの世界では、自分を制限するのは自分の想像力と能力だけだ。現実世界では材料や道具、許可などいろいろな制限があるけれど、ソフトウェアにはない。そしてApp Storeができた今、発売も自由にできるようになったよね。

最近はパッション・ピットと仕事をしているようですね。

彼らのニューアルバム『ゴッサマー』に絡めた新しい音楽アプリなんだ。最初はシングル「Take a Walk」に映像をつけただけだったんだけど、そこから2曲入りのアプリ「EP」でコラボレーションをすることになってね。このアプリに入っている曲は、2つのモードで楽しむことができる。ひとつはインタラクティブなミュージックビデオで、再生するたびにグラフィックやアニメーションが変化する。自分でタッチすることで自分だけのミュージックビデオも作れる。

2つ目のモードは、「リミキサー」モード。パッション・ピットの素材を使ってリミックスを行うことができる。例えば「Take a Walk」では、ハープのような音が出る蜘蛛の巣を鳴らして、メインメロディーを付け足すことができるし、もう1曲「Carried Away」では、楽曲のパートのオンオフをタッチパネルで自由に行える。遊んでくれた誰かがYouTubeにアップしてくれるのを楽しみにしているところさ。

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