「50代でデビュー」真梨邑ケイが語るブームの裏

アサ芸プラス / 2012年12月19日 9時58分

「既成概念を取り払った出演が衝撃的だった」

 世は空前の熟女AVブーム。若い子一辺倒の時代から、今や熟女はみごとに市民権を得た。そんな中、09年に50代にして衝撃のAVデビューを飾ったジャズシンガーが真梨邑ケイ(55)。「5000枚でヒット」と言われる中、「情事」(アリスJAPAN)は4万枚という驚異的なセールス記録を樹立、熟女AV業界を勢いづかせたのだった。

 あの空前の大ヒットの時、「昔いたよね。女優で歌も歌う人」ではなく、ジャズシンガーとして思い出してもらえたことがうれしかった。「でも、AVじゃん」なんて言葉も確かに聞こえてきたけど、私は「うん、そうだけどいいじゃない。ジャズ、歌っているんだから」と思ってました。(AVの)一作品ごとに、自分で書いた曲をレコーディングし、歌ってきた。(昨年11月発売のAV)「東京ナイトクラブ」では、わざわざライブをやって別撮りしたぐらい。ですから私にとって(AV作品は)セクシーシーン満載のミュージックビデオなんです。ただ、セクシーシーンって、バイオレンスやアクションと同じように、視聴者の五感にダイレクトに訴えるから目が釘づけになり、私の歌どころじゃなくなるけど、それはそれでいいと思っています(笑)。

 高校卒業後、東宝現代劇研究所にて演劇と音楽の道を志す。NHK朝ドラや大河に女優として出演経験があるが、「チョイ役であり、ただの下積み時代」(真梨邑)だった。82年、アルバム「ELEGANCE」で、ジャズシンガーとして芸能界デビュー。当時、「ジャズ界に久しぶりの大型新人現れる」と騒がれた。

 80年代にジャズボーカルブームが起きますが、その波はいずれ去るもの。なら、歌い続けるには何をすればいいのか。私はいただいたオファーをできるかぎり受けるようにしました。その一つが写真でしたね。デビュー当時から月刊プレイボーイなどの男性誌に撮ってもらっていたし、今年で芸能生活30周年を迎えますが、ずっとグラビアの仕事をしてきました。自分で撮ることにも興味があり、若いモデルのヌード写真を撮ったり、セルフヌードにも挑戦しました。

 94年の写真集「SPEAK LOW」でヘアヌードを披露。96年のVシネ「軽井沢夫人 官能の夜想曲」では、鶴見辰吾と濃密な濡れ場を演じている。

 女優さんだと(脱ぐ時に)「必然性があれば、やります」と話す方もいらっしゃるようですが、私はそれがなくても脱いでますからね(笑)。抵抗感はありません。ただ、Vシネをやるにも勇気は必要でしたよ。だって本職じゃないから。単身で(撮影現場に)乗り込み、得意のジャズという翼を後ろに縛られ、高いところから飛び降りるみたいな感じ。終わったらバッタリと倒れるぐらいにキツイ。でも、やるたびにステップアップしてきたと思うし、挑戦してきたことがジャズシンガー真梨邑ケイなのかな。

 VシネにしろAVにしろ、セックスシーンは普通ですよ。(私の)出演が衝撃的だったんだと思う。日本のジャズ界というものがあるとすれば、保守的で閉鎖的になってきているように思え、まるで古典芸能みたい。私はそうじゃないでしょうと思い、いろいろなことに挑戦し続けてきたわけです。

 え、次ですか? お声はかけてもらっているんですが、「主婦」や「熟女SM」だったりと、お決まりなんですよね。もう少しセンチメンタルで懐かしさを感じられる役柄。例えば「不倫」。私の中では、これは「逢引」なんです(笑)。

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