武一族「天才騎手のスパルタDNA」(12)「変装した田中理恵と消え…」

アサ芸プラス / 2013年2月21日 9時59分

 豊が下降線をたどるにつれて、関係者の間でささやかれるようになったのが武一族の「5代目」と「引退後」。量子夫人との間にまだ子供はなく、5代目は未婚の幸四郎に託されることになりそうで、注目されるのは引退後だ。豊を取材したことがあるスポーツライターは、

「父親の話を振ると『騎手だった頃は生き生きしていました』と話しますが、調教師である父には決して触れようとしなかった」

 これには理由がある。前出・栗東トレセン関係者が明かす。

「邦彦さんは調教師時代、『馬主とのつきあいが大変なんだ』と漏らすなど、精神的に参っていた。大変な思いをし、苦労をしたのを豊は知っているし、そのストレスで酒に走った姿も見ている。だから豊は『調教師にはならない』と親しい人に漏らしているといいます。記者の間では、豊に調教師転身の話題を振るのはタブー視されている」

 では仮に豊が引退した場合、進む道はどこなのか。JRA関係者は、

「岡部幸雄のように、JRAアドバイザーとして競馬界に残ってくれるのは大歓迎です。テレビ番組に出演しても、豊ほどの実績があれば、どんなコメントをしても許される。競輪界からスポーツコメンテーターに転じた中野浩一の例もあり、放送界ではNHKが狙っている、との噂があるほど。もちろん岡部同様、JRA以外の仕事を制約するようなことはありませんから、あのスター性と、スポーツ界や芸能界はもちろん、文化人にも及ぶ人脈の広さを生かして、タレント活動も十分やっていけます。実際、そのほうが儲かるんじゃないですか(笑)」

 その交友関係の一端を示す目撃談がある。ムチの使いすぎで騎乗停止処分を受けていた昨年夏、豊は小倉競馬場にいた。さる厩舎関係者が語る。

「どうやらアイドルグループのSMAPが福岡でコンサートに出演しており、友人の木村拓哉に会いに来ていたようでした。9月の中山競馬場でも、マスクで変装した体操の田中理恵が来ており、豊と検量室前で何やら話し込んでいた。その後、関係者を交えてどこかに出かけていきました」

 この連載中に、安藤勝己が引退している。2月3日に行われた京都競馬場での引退セレモニーでは、騎手会長の立場から豊が花束を贈呈した。関西のトラックマンは、

「『競馬に関わる仕事をしたいが、進路はまだ決めていない』と話すアンカツを見て、豊の心境は複雑だったはずです」

 武一族の今後とともに、競馬界の至宝からは当分目が離せない。

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