やしきたかじん「ナニワの帝王伝説」(6)反権力志向が視聴者にウケた

アサ芸プラス / 2013年5月16日 10時0分

 酒席を共にすることで、ファミリーの関係を築こうとするのは、女性タレントに対しても同じだ。

「やはり、気の合う女性タレントを前にすると、お酒が進むんですよ(笑)。かつては、青田典子さんだったり、元モーニング娘の中澤裕子さんとか、熊切あさ美ちゃんだったり‥‥。熊田曜子ちゃんもいましたね。

 ただ、彼女たちが結婚したり、恋愛騒動が取りざたされると、不思議としばらくお呼びがかからなくなる。例外は、遙洋子さんぐらい(笑)。基本的に、毒舌の論客が好きですから、むしろ遙さんの場合は論客のカテゴリーだと思いますね」

 だが、こうした気心の知れたゲスト陣とのトークゆえに、思わぬ舌禍トラブルが発生することも少なくない。

 民放関係者が舞台裏を語る。

「05年には、『たかじん胸いっぱい』(関西テレビ系)に出演した杉田かおるが、旦那の性癖やプライベートをおもしろおかしく暴露。ところが、これが名誉毀損行為に当たるとして、人権委員会(BPO)から人権侵害に当たると認定されたことがありました」

 さらに翌年には、堀ちえみの元夫からも訴えられる騒動に巻き込まれた。

「堀が『たかじんONEMAN』(毎日放送系)にゲストで呼ばれた際に元夫との離婚問題に触れ、『別れる時は大変やった。最高裁まで行った』などと発言。これが、事実と違うとして、毎日放送とたかじんが訴えられた。実際は、330万円の損害賠償の一審判決で確定していますから」

 だが、こうしたトラブルに、たかじんは臆することがない。

 芸能記者が解説する。

「たかじんさんが嫌うのは、いわゆる“言葉狩り”なんです。歌手として、デビューした際にも、デビュー曲でタイトルに娼婦という言葉を使って発売禁止になったことがあった。それがきっかけとなって、言論の自由にはこだわりがある。そして、何よりも人に指示されるのが大嫌いな人ですから、むしろトラブルがあると燃えるタイプですね。その一番の“宿敵”が東京に代表される既得権益的なものです。その点でも“盟友”の橋下徹大阪市長と気が合うのも当然ですわ」

 たかじんが視聴者から支持されるのも、東京中心の価値観に対する反権力的なスタンスにあるようなのだ。

アサ芸プラス

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