藤岡弘、の「珈琲道」(4)珈琲に対して言葉をかける

アサ芸プラス / 2013年5月30日 9時54分

 藤岡のこだわりにはただただ圧倒されるばかりだが、最後までテンションを落とすことなく求道者の言葉を吐き続けた。

 日本人のDNAの中には相手を思いやり、いたわり奉仕するという、もてなしの心がありますよね。珈琲もその精神を大事にされて淹れたらいいんじゃないですか。

 これは珈琲だけじゃなくて料理でも何でもそうなんですが、心を込めていないものは決して(道として)具現化しないし、残らないと思いますね。

 先の茶道流はもちろんだが、藤岡は珈琲を淹れるのに奉仕の精神を注ぎ込んでいる。

「点滴ドリップ」と呼ばれる方法で、極少量ずつ、一滴一滴、思いと気を込めてお湯を注ぐのだが、少量ずつ注ぐことによって、最適な蒸らしの時間を作っているという。そして、珈琲に対して「ありがとう」「おいしくなれよ」と言葉をかけるのである。

 香りを楽しみたいので、ドリップで淹れます。紙のドリップを使うことが多いですが、その際は、山の水を沸かしたお湯を一度通して、フィルターを清めます。

 そして一滴一滴感謝しながら淹れたところ、何となく味が違うと思ったんですね。もてなしの心ですよ。

 全て藤岡流ですが、相手に対して「飲んでいただきたい」という思いやりがあるから、おいしい珈琲になるんじゃないですかね。

 自分で飲む時は自分の体に感謝を込めて、自分へのご褒美の気持ちで淹れます。イライラしたり腹を立てて淹れた珈琲とは、まるで味が違うと思うんですよね。

 でも珈琲の専門家からしたら私なんてまだまだ素人もいいところです。これからもどんどん勉強していきたい。いろんな人にいろんな話をしていいところを学んでいきたいですね。

 まだまだ世界中の珈琲も堪能したい。

 珈琲は世界の国境、全てを超えた、コミュニケーションツールとして最高のものでしょうね。

アサ芸プラス

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