松村邦洋の大河ドラマ道(2)メイク技術の凄さに驚いた

アサ芸プラス / 2013年7月10日 10時0分

 中学1年の時に見た「獅子の時代」(80年)は感動しましたね。

 斬新だったのは、菅原文太さん演じる主人公・会津藩の平沼銑次と、加藤剛さん演じる薩摩の郷士・苅谷嘉顕は架空の人物だということ。その会津藩の平沼が新政府ととことん戦うんですよ。

 てっきり、勝者側の話を描くものだと思っていたのに、幕末ものでは珍しく、目線が会津側だったんですよ。

 グイグイ引かれたし、心を打ちましたね。僕は山口出身なのに「何だ長州、コノヤロー」と思って見てました(笑)。

 敗者側の生き方を見せてくれたドラマは初めてだったかもしれないですね。今、放送中の「八重の桜」(13年)も会津目線の物語ですけど、そのはしりだったんじゃないでしょうかね。

 視聴率は悪かったけど、昨年の「平清盛」(12年)だって本当におもしろかったですよ。今まで、やはり源氏側のストーリーばかりだったので、平家の目線がよかったですね。

 学校の授業でも清盛はいつもヒール。「草燃える」での平清盛役は、金子信雄さんでしたからね。完全に悪役に仕立て上げたわけでしょう? だから「何で清盛が主役?」と思う人が多かったんでしょうね。

 ところで、松村が昔の大河を見ていていちばん驚くのがメイクの技術だという。

黄金の日日」(78年)を見た時に、今の松本幸四郎さん(当時・市川染五郎)が、呂宋助左衛門を演じたんですけど、ドラマは老けた助左衛門で終わるんですが、総集編では若い頃の映像も流れるんですよ。

「人ってメイクでこんなに変わるんだ!」

 そのメイク技術の凄さには、子供心に驚きました。

 最近の大河を見ていると、ドラマの中とはいえ、女優さんは年を取りたくないみたいですね。「利家とまつ」(02年)のまつ役を松嶋菜々子さん、ねね、北政所を酒井法子さんが演じてましたけど、きれいな肌のままエンディングを迎えていましたね。

 きれいな酒井さんと松嶋菜々子さんが最後に人生を振り返るのですが、年齢を重ねていないかのようで、まさかのアンチエイジングでした(笑)。

 特に酒井さんが演じた北政所は、関ヶ原の戦い以降、腰も曲がってシワシワのおばあちゃんになっているはずなんですよ。晩年の杉村春子さんぐらいに変身してもよかったんじゃないかと思いましたけどね。

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