「あまちゃんロス」にはさせねえ!(3)松田聖子のクレームで「不」完全DVD化!その2

アサ芸プラス / 2013年10月16日 10時0分

「放送禁止映像大全」(文春文庫)の著者である天野ミチヒロ氏はこう話す。

「ドラマで本放送とDVDで異なった例は過去にもいくつかあります。しかし、出演者ではない人物からクレームを受けてカットされたケースとなると、あの細木数子のクレーム以来となりますね。06年にフジテレビで放送された『トップキャスター』第3話で、人気占い師のインチキが暴かれるというストーリーなのですが、その占い師が『地獄に落ちるわよ』と話し、明らかに細木をモデルにしていたため、細木サイドから圧力がかかり、1話まるごとDVDには収められなかったのです」

 それを思えば、セリフの一部がカットされただけで済んだ聖子のクレームはかわいいものかもしれない。

 それでも、「あまちゃん」のDVDボックスが「完全版」とうたうのには疑問が残る。他にもカットされたシーンがあるのだ。

 例えば、第47話の北鉄の倉庫でアキと種市先輩との初めてのラブシーン。

「その火を飛び越えて来いって意味ですよね、先輩」

 アキは言うと、たき火から遠ざかり、ジャンプしようとする。放送では、スナック梨明日で駅長の大吉がヴァン・ヘイレンの「Jump」をカラオケで熱唱するシーンがカットインされていた。アキの勘違いと相まって、実にコミカルなシーンだった。

 ところが、DVDでは熱唱部分がカット。いきなり現れた副駅長の吉田がアキを押しのけて、火を飛び越えるというオチがちっとも笑えないことに‥‥。

 これらのカットの理由を聞こうと、NHKエンタープライズに取材を申し込んだが、

「確かに、(ぶりっ子の)セリフは入っておりませんが、DVDには『このビデオプログラムには放送時と異なる箇所があります』と明記してあります。聖子さんのクレームの件はわかりかねますが、楽曲に関しては許諾が下りなかったということになります」

 こちらも不完全な回答しか得られなかった。

「本放送は貴重だということです。私は危険だなと感じたものは録画するようにしています」(前出・天野氏)

 完全版は自分で作るしかないのだ。

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