バラバラ中国「少数民族の武装蜂起への怨熱現場!」(5)在日ウイグル人が緊急座談会“民族浄化許すまじ” その2

アサ芸プラス / 2013年11月29日 9時58分

「ウルムチ事件」とは、新彊ウイグル自治区の省都・ウルムチで起きた騒乱事件。日本のメディアの多くは中国政府の発表に従ってこれを「暴動事件」と報道した。これに対し、ドイツのミュンヘンに拠点を置く世界各国のウイグル人組織を統括する上部機関の「世界ウイグル会議」では「民族問題の解決を訴えたウイグル族の平和的なデモに対して、地元の公安当局が自動小銃や散弾銃を乱射して鎮圧した一方的な虐殺事件だった」と反論している。

──具体的に言うと、どんな迫害だったんですか?

トゥ まず、我々ウイグル族の多くが信仰するイスラム教に対する迫害です。共産党は全ての公務員や教師、20歳以下の青年がイスラム教のモスク(寺院)に立ち入ることを禁止しています。ウイグル族に限らずイスラム教徒の女性にはスカーフで顔を隠す習慣がありますが、中国の公安(中国では刑事警察を「公安」と呼ぶ)はスカーフをかぶっている女性を町なかで見つけては職務質問と称して「顔を見せろ」と要求し、時には衆目の面前で無理やりスカーフを剥ぎ取ろうとします。

グリ これはイスラムの女性に対しては最大の侮辱です。その女性の夫や父親がそれを見れば黙っておれない。たとえ、その公安を殴ってでも、絶対にやめさせようとするでしょう。日本の男性だって自分の妻や娘が人前でひどいことをされたら、それを阻止しようとするのではありませんか?

トゥ さらに公安は、身柄を拘束したイスラム教の聖職者を閉じ込めては羊の油で調理した豚肉を黙って食べさせるようなことをします。そうとは知らずに食べ終わった聖職者に、今、食べたものが豚の肉であったことを告げて辱めるのです。

──豚を食べることを戒律で禁止されているイスラム教徒に対しては、狡猾でむごいやり方ですね。

アニ 中国共産党は支配しようとする民族の宗教をまず攻撃し、破壊しようとします。これはウイグルだけでなく、チベット自治区でも内蒙古自治区でも同じやり方でした。相手のプライドと団結の中心を破壊することが、統治するうえで最も効果的であることを、よく知っている。

アフ それは、日本に対しても同じなのですよ。

──いったい、どういうことなのでしょう?

アニ 日本人の皆さんは、中国政府が毎年のように靖国神社を批判していることを戦争責任と絡めて考えがちですが、我々ウイグル族から見れば少々違う。彼ら(中国政府)は日本人の団結の中心である神社を攻撃することで、日本人を支配することができると考えていると思うんです。

グリ ウイグル族の未婚女性を自治区外に強制的に連れて行き、工場などで働かせ漢族と結婚するように仕向けるなど、中国政府が現在、ウイグル自治区で行っていることは共産党・漢民族による「民族浄化」以外の何物でもない。もし、彼らがウイグルやチベットの民を完全に殲滅できたら、次に民族浄化しようとするのは日本民族でしょう。そのことは、彼らが靖国神社を執拗に攻撃していることが何よりの証拠なのです。

──意外なところで、日本とウイグルはつながっているということですか。

アニ そうです。もう一つ、中国政府は天然ガスや石油など豊富な地下資源を採掘して我々の土地から奪い、パイプラインを建設して北京の近くまで運んでいます。このパイプラインには高い技術が必要ですが、そこで使用されているシームレスパイプ(継ぎ目のないパイプ)が日本製なのです。中国は日本製のシームレスパイプがないとウイグルの地下資源を盗むことができません。同様に中国政府は東シナ海で勝手に海底ガス田を建設し、日本の排他的経済水域の天然ガスを盗んで自国に送っていますが、ここで使われているシームレスパイプも日本製です。

トゥ 日本がシームレスパイプを戦略物資に指定して中国に輸出することを禁止してくれれば、我々の地下資源が中国に奪われたり、日本の海底資源が中国に盗まれることも難しくなるのですが‥‥。

 広大な中国を挟み、その東西の端に位置する日本とウイグル自治区だが、案外、両者は近い境遇にあるようにさえ思えてくる。

アサ芸プラス

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