武豊 乗ってよし、買ってなおよし!「伝説の天才馬券術」があった!(1)

アサ芸プラス / 2014年2月6日 9時57分

 1月26日中京10R、87年3月1日のデビュー戦以来積み重ねた騎乗は1万8193鞍目で、JRA史上初となる通算3600勝を達成した武豊騎手。昨秋のマイルCSでは、GI100勝を達成。前人未到の記録を更新し続ける天才ジョッキーだが、実はギャンブラーとしても他の追随を許さぬ“豊マジック”を炸裂させていたのだ!

 武豊騎手(44)を語るうえで、その天才的な“勝負勘”は欠かせない。馬なりでもみ合いながら3コーナーから4コーナーで、「ここだ」という瞬間に一気呵成に仕掛けて競り勝つこと数知れず。そして、1月26日の中京競馬場第10レースで、JRA3600勝を達成したのだ。

 くしくもこの日は、07年に次ぐJRA特別賞の授賞式を控えていた。いわば、“アニバーサリーデー”だっただけに、武は中京競馬での区切りの勝利を「狙っていた」というのだ。

 ターフライターが言う。

「武にとって13年は、GIを2勝するという一時の不調から完全復活を印象づける一年だった。それだけに授賞式の際の喜びもひとしおで終始、笑顔でした」

 狙って勝利をゲットできるほど勝負の世界は甘くはない。だが、「天才」武豊は、競馬の神様さえも味方につけてしまうのだ。

 そして、そんな瞬間がかいま見えるのは騎乗の時だけではない。ギャンブラーとして馬券を購入する際にも「天賦の才」をいかんなく発揮していた。

「成績と展開ですよね、やっぱりボクが気になるのは。自分が乗る時も専門紙の成績欄は見たりします。あとは厩舎コメントもたまにチラッと読んだり‥‥」

 一昨年、CS放送のグリーンチャンネルが、興味深い番組を制作していた。アサヒ芸能2月6日号でも紹介した「競馬場の達人」のスペシャルに武が登場。騎乗さながらの“豊マジック”を披露していたのだ。

 番組を担当した嘉門佳彦プロデューサーが語る。

「武騎手は、平素から番組をご覧になっていて、地方競馬を盛り上げるためという趣旨で、出演を快諾していただきました。現役トップジョッキーの出演はうれしい半面、番組はもちろんガチンコ勝負ですので、ハラハラしておりました。ところが、購入する馬券はズバズバ的中! 番組としても大成功を収めることができました」

 JRAの騎手である武は、中央競馬の馬券は購入できないため、番組はその舞台を兵庫県尼崎市の公営・園田競馬場に設定。5レースを予想し、自腹で馬券を購入するというルールだった。前出・嘉門氏が続ける。

「武騎手は、当日の馬の気配は気にしていなかったですね。基本は成績と枠順で、パドックや返し馬は馬券の参考にしていませんでした。血統についてもまったく話していませんでしたね。純粋に競馬新聞の成績だけをじっくり読み込んでレース展開を検討していました」

 一流ジョッキーなら、パドックで出走馬のコンディションを確認するのかと思いきや、その“馬券術”たるや、長年にわたる勝負の世界で培ってきた独特の手法を編み出していたのだ。

◆アサヒ芸能2/4発売(2/13号)より

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