サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「好気配レイカーラが好位抜け出す」

アサ芸プラス / 2014年5月15日 9時57分

 今週は東京で「ヴィクトリアマイル」が行われる。12番人気のコイウタが制した07年こそ3連単で228万馬券が飛び出したが、近5年は1番人気馬が〈3101〉と好成績。はたして今年は堅いのか、それとも大荒れか

 歴史の浅い牝馬によるGI戦。過去8回。データから、どんな傾向があるのだろう。目下2年連続馬単で万馬券になっているが、07年に大きく荒れた(馬単で7万3240円)以外は、11年にアパパネ─ブエナビスタ(馬連230円)の鉄板があるなど、大きく荒れるということはない。いわば中穴重賞と言っていいだろう。1番人気は3勝、2着2回。2番人気は2勝、2着0回。よって人気上位馬から薄めへ──が連勝の上手な買い方ということになるか。

 それでも、はっきりしていることがある。4歳馬が圧倒的に強いということだ(6勝、2着6回)。続くは5歳馬の2勝、2着2回。つまり6歳以上は1度として連対していない(ということは6歳馬のホエールキャプチャは消しか!?)。

 脚質的には、どうか。逃げ粘ったのは07年の2着アサヒライジングのみ。追い込みを決めたのは10年のブエナビスタ(4角13番手)ぐらい。この馬は牡馬一線級を一蹴するほどの女傑だから別格。ということは極端な脚質の馬には厳しいということ。データからは「好位差し」が圧倒的に連絡みしていることがわかる。

 以上のことを念頭に置いて、馬券を組み立てることが肝心か。

 ホエールキャプチャは年齢から、スマートレイアー、デニムアンドルビーの4歳勢は直線一気型の極端な脚質から人気どころは不安材料を抱えている。

 ならば評価の低い4歳、5歳勢に目をつけてみたい。最も狙ってみたいのは、そんな1頭レイカーラだ。アユサン(脚部不安)とマコトブリジャールが回避したことから出走権が転がり込んだ。勝負事には運は付き物だが、その運をつかんだようだ。

 今年に入って【6】【7】着。昨暮のターコイズSを準オープンの身で勝ったが、別定ではオープンの壁があると見られているのであれば幸いだ。

 敗れたとはいえ東京新聞杯【6】着は、勝ったホエールキャプチャとコンマ3秒差。2カ月半ぶりの実戦で、やや体重に余裕があったことを思うと、これは善戦。高く評価していいのではないだろうか。

 続く前走の福島牝馬S【7】着は、体重が減っており、パドックなどで落ち着きがなかった。これまた2カ月ぶりの実戦で本調子でなかったのでは。それに逃げ馬が勝った競馬。展開が向かなかった。それでもコンマ4秒差。力があればこそである。

 しかし使われてガラリ一変。この中間は実にいい雰囲気にある。今回は前走から間隔が詰まっているため、調教では目立った時計は出ていないが、動きは軽快かつリズミカル。ガス抜きできたのか好気配を誇っている。ならば期待していいのではないか。

 好位で立ち回り、しまい鋭く伸びてくる馬。ヴィクトリアマイルで最も多く連絡みしている好位差しの脚質そのものである。それに加えてマイル戦は最も得意とするところ。走れる条件はそろっている。

 まだある。血統(母系)がいい。兄のダノンシャークは、京都金杯、富士Sを勝ってGI安田記念は僅差で3着。マイル戦をめっぽう得意としているのは周知のことだろう。エルコンドルパサーを破って凱旋門賞を制したモンジュー(愛ダービーなどGI6勝)が近親にいる良血でもある。頂点に立つにふさわしい馬。よほどの道悪にならないかぎり、一発があって不思議ない。

 連下は手広く流してみたいが、狙っておもしろいのはラキシスだ。この馬も今期3戦目。ここ目標にグングンと調子を上げており、「目下、絶好調」(角居調教師)。マイル戦は初めてなだけに人気にならないと思われるが、スピードは非凡。対応力は十分あるはず。一票投じてみたい。

◆アサヒ芸能5/13発売(5/22号)より

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