緊急座談会!“集団的自衛権”容認で現役自衛官がホンネ激白!(3)「メンタル面が弱い」いまの自衛官

アサ芸プラス / 2014年6月25日 9時56分

陸 集団的自衛権行使で海外の戦場に派遣されれば、それなりの「見返り」についても、期待していないと言えばウソになります。PKO派遣の時でも給料が約3倍になったほどですから、それ以上の収入は堅い。派遣志願者は多いと思いますよ。

空 航空自衛隊でもイラクに派遣された時、クウェートで輸送活動の任務がありました。任期半年で帰ってきたら、国産車1台分の新車が買えるぐらいの手当がもらえたんです。

陸 うらやましいですね。ですがその反面、イラク派遣隊員が帰国後に、精神不安などで自殺者が28人出たとも報じられた。戦地よりも精神的に壊れてしまう恐怖はあります。

海 イラク派遣に関しては、あんな危険な地域に派遣されたのは初めてだから、相当な緊張を強いられたのは確か。でも今後、海外派遣が増えていけば、慣れていくんじゃないかな。

陸 集団的自衛権が行使されれば、敵を殺害する局面も出てくるはずですが、私の場合は、日頃から訓練しているから、ためらうことなく絶対に相手を撃つことはできます。ですが、帰国後に自責の念でいっぱいになって、自殺したくなるほど悩むのかも‥‥とも思ってしまう。

空 でも、自殺者が28人って聞いて、特段多い感じはしませんね。何しろ、ふだんから自衛官が自殺することは珍しくないんです。

陸 体は鍛えられても、メンタル面は弱いですよね。地方出身で真面目な人が多くて人生の経験値が浅い。生活の中でピンチになると対処ができず、ちょっとした借金や交通違反でも、「もう自殺するしかない」と相談されるので驚きますよ。

空 自分のいる部隊だけでも不倫が発覚して自殺したのが2人いました。

陸 災害派遣の時にも多くの死体を見て、精神的に追い詰められる自衛官も見てきただけに、精神的なケアは大切ですよね。

海 自衛隊がこれからどうなっていくのか。自分たちは見守るしかありませんが、最後に言いたいのは、集団的自衛権の行使容認には賛成だけど、今回のように一内閣の閣議決定で憲法解釈を変えることには反対です。集団的自衛権の問題は閣議決定で解釈を変更するのではなく、正々堂々と憲法改正論議をして国民の認知を得て変更すべきでしょう。それをコソコソ解釈の変更で乗り切る姑息さには、本当に法治国家なのか疑問です。これでは、自衛隊の立場も時の政権しだいでコロコロ変わりかねない。

陸 確かに、戦争を経験していないような国会議員ばかりの「机上の空論」で、自衛隊の歴史を変えかねない話し合いが進んでいくことこそ不安です。とはいえ、自分たちは今後も与えられた任務を、国民のためにひたすら遂行するのみですよ。

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