みのもんた「沖縄の新聞は本土と新聞は内容が全然違う」

アサ芸プラス / 2014年8月30日 9時56分

 毎年、夏は沖縄で休暇を取るんだけど、今年も行ってきました。皆さんは「毎晩、飲んでいただけだろう」と言いたいんでしょう? 残念ながら、那覇で飲むのは1日置きでした(笑)。いろんな場所を訪ねたいからね。それにしても、驚かされたのは、沖縄と本土では新聞の内容が全然違うこと。今年は、この話題で持ちきりだった。

【米軍普天間基地の移設先・辺野古地区、海底調査に着手】

米軍普天間飛行場の移設先、名護市辺野古地区の埋め立てに向け、海底ボーリング調査に使う台船が海底調査に着手した。11月の県知事選はこの移設問題が最大の争点と目されており、議論を呼びそうだ。

 地元紙が地元の重大事を書くのは当然だけど、辺野古地区の問題を本土の新聞は書かなすぎだよ! あれだけ集団的自衛権を書きたてておいて、“最前線”である同盟国の基地を実際に見に来ないのはおかしいよ。本土の人間にとっても、他人事じゃないはずだ。

 実際、辺野古にも行ってきましたよ。立ち入り禁止だったけどね。現職で辺野古移設容認派の仲井眞弘多知事、それに、移設反対派の翁長雄志那覇市長が立候補の意思を固めたことで、沖縄県知事選が始まった感があったね。立候補を表明した下地幹郎さん(前衆院議員)なんか、もう自転車であちこち走り回っていた。

 辺野古だけじゃなく、「摩文仁の丘」にもあらためて行ってきました。摩文仁は沖縄本島の南端にあって、断崖絶壁ですよ。米軍に追い詰められた日本人が死を覚悟した崖を見ると、いつ行っても胸を引き裂かれる思いになる。そこに「平和の礎」というモニュメントがあって、沖縄戦で亡くなった民間人や日本兵の名前はもちろん、連合国兵士の名前まで彫ってある。「あの戦争を風化させまい、そして相手を責めてもしかたない」という沖縄の人々の優しさを感じるよね。そして、戦争というのは、敵も味方も本当はやりたくないんだというのが伝わってくる。

 そういうことを学ぶためにも「修学旅行は沖縄に」と、ここでも話した。8月9日の長崎市長の平和宣言の中に「集団的自衛権容認への懸念」を示したことに、かみついた自民党の土屋さんという国会議員が過去に、「被爆地に視察に行って平和が達成できるなら、そんな簡単なことはない」と言っていたと報じられていた。これが本当なら、とんだバカヤロウだ! 実際、人々が亡くなった、殺された場に立つことがどれだけ大切か。想像力の足りない議員は一度、戦地に立たせたほうがいいよ。

 国会議員の夏休みは、皆さんが“外遊”に行かれているけど、文字どおりに「外に遊び」に行っているんじゃないよね? だったら、沖縄に行きなさいよ。小野寺五典防衛相も硫黄島でオスプレイに乗って、「大丈夫だ、急患の搬送にも使える」と言ったとか。そういう“接待用”に乗るんじゃなくて、沖縄に実戦配備されているオスプレイで住宅街を真下に見ながら飛んでみてよ。どういう気持ちになるのか、自分で確かめてほしいね。秋には沖縄だけでなく福島県知事選もある。現政権は内閣改造で乗り切れると思ったら大間違いだ。

◆プロフィール みのもんた 1979年に文化放送を退社後、フリーアナとなる。以後、数々の番組で司会、キャスターを務める。1週間で最も生番組に出演する司会者のギネス記録保持者でもある。

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