みのもんた「政治に無関心では日本が“金目”の国に…」

アサ芸プラス / 2014年9月13日 9時56分

 中身はともかく、やりたいことを粘り強く進めてきた政権という点では、安倍内閣を評価してきたけど、今回の内閣改造はどうなっているんだろうね? 石破さんは「次はあなただ」と言われたとか、女性幹事長がダメだったから、こっちに持ってきて、あっちには入閣待機組のセンセイたちを配して‥‥。それで、いいわけがない! 日本をどうするのか、それが見えないよ。皆さんも黙っていてはダメだよ。「政治に無関心」なんて、もう言わせないようにしてよ。

 このニュースだって、他人事じゃないはずだ。

【福島県知事選挙で「自民ねじれ」】

10月26日に投開票が行われる福島県知事選挙。現職の佐藤雄平知事が除染作業に伴う汚染土などの中間貯蔵施設にメドがついたなどを理由に、地元の後援者に3期目の出馬辞退の意向を伝えた。自民・民主の相乗りで内堀雅雄副知事の擁立を目指していたが、自民党福島県連は日銀福島支店長の鉢村健氏の推薦を先んじて決定。党本部と県連の間でねじれが発生した。

 11月の沖縄県知事選挙でも、自民党は仲井眞知事を推すかどうか、本部と県連で揉めたけど、内閣改造で知事選挙どころじゃなかったのかね?

 それにしても、沖縄のほうは争点がはっきりしている。辺野古移設を認めるかどうか。福島県知事選の報道を見ると、知事選の争点がまったく書かれていない。復興はまだまだ道半ばだよ。福島第一原発の廃炉は決まっていても、第二原発はどうするのか。そんな争点があってもいいんじゃないの。なのに、誰が出馬するかしないかの話ばかりでさ‥‥。そこに“政治がない”んだよ!

 福島に関する報道を見ていると、「政府が新たに3010億円を交付して中間貯蔵施設受け入れ」とか、そんなのばっかり。石原前環境相が言った「最後は金目でしょ」って言葉があったけど、本当にそのとおりになっているじゃないか!福島には何度も取材に行ったけど、故郷を失う人々の悲しみにあふれていた。本当に「金目」の数字を前に黙っちゃっていいわけ?

 最終処分場が決まってないのに、中間貯蔵施設を受け入れるということは自分の世代だけじゃなく、子や孫の世代まで影響する問題だよ。沖縄の辺野古埋め立て問題だってさ、あの一帯で失われる珊瑚礁が再生するには何十年はかかるんだよ。なのに、辺野古の近海で漁業権持っている漁師はすでに保証金を受け取っているというんだよ。相応の額を渡されれば、あと10年は働かなくていいという話じゃないだろうよ。そんな話を聞かないフリして、残りの沖縄の人たちが頑張って反対しているだけなんて、情けないよ‥‥。福島の人だって金をもらっただけで、本当に復興するとは思っていないはずだよ。

 日々の暮らしが楽じゃないのはよくわかる。外野から、とやかく言うなという意見もあるだろうけど、どうしても言いたい! 数年先だけ見て生きるのは、大人としてどうなんだ?

 これは、日本で政治や教育よりも「金目」を優先してきたせいなのかもしれない。ただ、「金目」ばかりじゃ、経済だってブッ壊れる。いや、もう政治も経済も教育もブッ壊れてしまったのか‥‥。戦後最大の目標として、日本の建て直しを目指した。高度経済成長に乗って、私も一心不乱に働いたクチで、バブルにも踊らされましたよ。でも、誰も「最後は金目でしょ」なんていう世の中にしたかったわけじゃない!

 涼しくなったせいか、その分だけこっちがついついカッカと熱くなってしまったけど、政治は他人事じゃないんだから、しっかり我々が関心を持たなきゃダメだよ。

◆プロフィール みのもんた 1979年に文化放送を退社後、フリーアナとなる。以後、数々の番組で司会、キャスターを務める。1週間で最も生番組に出演する司会者のギネス記録保持者でもある。

アサ芸プラス

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