みのもんた「主張や政策抜きに右だの左だの…レッテル貼りにウンザリ!」

アサ芸プラス / 2014年9月27日 9時56分

 朝日新聞社社長の謝罪会見の翌日、朝刊全紙が1面でこの件を報じた。吉田調書と慰安婦問題の誤報の詰め合わせの謝罪だから、大きな問題なのはわかる。でも、どれが朝日新聞かわからないぐらいだったね(笑)。その朝日の1面には、社長の署名記事があって、

〈改革と再生に向けた道筋をつけた上で進退を決める〉と書いていた。まだ進退を決めてないの? 前の朝日の社長は息子が大麻で逮捕されても辞任しなかったぐらいだから、朝日の社長の座は、さぞ魅力的なポストなんだろうね。

 かくいう私は次男の件で、進退を決めてから会見に臨みましたよ。えっ、私と朝日の社長を一緒にするな? だったら、なお言いたいね。天下の朝日なら、もっとしっかりしろよ!

 そのセガレの件から1年がたち、ウチの水道メーター会社にセガレを入社させました。親バカだという批判もあるだろうけど、一連の報道でセガレも有名になってしまい、再就職先が見つからなかった。どんなにバカ息子であっても、「親父、頼む」と頭を下げられたら、受け入れるしかないよ。その代わり、特別扱いはしない。図面を見ないで、メーターを組み立てられなきゃ、この仕事は務まらない。そこで、修業を積ませるために、和歌山の工場に単身赴任させたの。すると、今度は写真週刊誌がセガレが働いている姿を「激写しました」と、私のところに取材に来た。でも、その「FLASH」が発売中止になっちゃったんだって? これが、その記事なの、どれどれ‥‥。私の写真よりセガレのほうが大きく写っているじゃないか。そこを直して、もう1回載せてほしいね(笑)。

 前置きが長くなったけど、本題に移りますか。

【安倍改造内閣は右翼?】

安倍改造内閣の「右傾化」を批判する海外からの報道が続いた。中国の新聞が、米紙報道を引用して、閣僚19人中14人が「日本会議」のメンバーであることから「右翼」と報道。また、英紙などが、高市早苗総務相と稲田朋美政調会長が過去に「ネオナチ」団体代表とのツーショット写真を撮影したことを指摘し、その行為を問題視した。

 昔から思うんだけど、「右翼」と「左翼」って、何を基準で決めているの?日の丸を持っていれば右翼になって、ヘルメットかぶっていると左翼になっちゃうのかね。政治家の主張や政策、ふだんの活動をスルーして、右だ左だってレッテル貼りだけで語ろうとするのには、ちょっと違和感を覚えるんだよな。

 もう1つの高市総務相らのツーショット写真問題は、脇が甘すぎやしないかい。この団体の主張はHPを見れば、「民族浄化」とか書いてあって、もう右とか左とかの問題じゃないよ。そのHPに写真が載せられていたわけでしょう。「相手はインタビューの際に同行してきた人物で、取材後にツーショット写真を撮った」と、あくまでサービスで撮らせたみたいなことを言っているけど、芸能人じゃないんだからさ。

 私も街を歩いていると、ほとんどは勝手に撮影されちゃうけど、たまに“お嬢さん”たちから写真をせがまれることはある。そんな時も「ヘンなことに利用しないでね」ぐらいは言うよ。ましてや、今はネットで写真が拡散されちゃう時代なんだから、現職の政治家が取材を受ける時、写真を撮られる前に相手の素性ぐらい調べるもんじゃないの?

 それにしても、この2つのニュースがどちらも海外からの報道だった。日本の報道機関は何をやっているのか!何でもかんでも「反体制であれ」とは言わないけれど、常に迎合せずに批判の目を持って見るのは大事。特に、我々国民は今度の内閣に期待はしているけど、キチンと正しいことをしているかチェックしたいわけだ。だからなおさら、日本の報道機関は大きな役割がある。最初の朝日じゃないけど、報道はいかに公平を期し、世間が知らない真実を伝えるか、ということが原点だ。今回の謝罪会見は遅きに失した感はあるけど、開いたこと自体は評価しないとね。朝日がどう評価を取り戻すか。頼むよ!

◆プロフィール みのもんた 1979年に文化放送を退社後、フリーアナとなる。以後、数々の番組で司会、キャスターを務める。1週間で最も生番組に出演する司会者のギネス記録保持者でもある。

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