2012年の「厄病神」よ、消えうせろ 橋下徹←左高信
アサ芸プラス / 2012年1月6日 10時57分
俗に、おせちもいいが、三が日を過ぎるとカレーなど辛いものもオススメだと言われる。となれば、本誌としては「超激辛」をタップリお届けするしかない。昨年から、さながら「疫病神」のように世をむしばみ続けている各界の怪しい連中や制度を、その「天敵」に当たる人物が、年明け早々一刀両断しようではないか!
昨年11月の「大阪冬の陣」と呼ばれたW選挙で大勝した橋下徹大阪市長(42)。だが、かねてから橋下政治の独裁の“危険性”を唱えてきた評論家の佐高信氏は、さらに警戒感を強めている。
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そもそも、大阪のW選挙の際に唱えていた「大阪維新」というスローガンですが、この「維新」という言葉は、第二次大戦の戦争に向かう昭和初期には、軍部の青年将校らが言いだしたこともある非常に危うい言葉なんです。
そういう言葉を使うということは、まあ、歴史を知らないんでしょうけれども、その段階でもう問題アリです。
そして、「大阪を都にするんだ!」と、さも新しいことをやるかのように喧伝して、だんびらを振りかざしているわけですが、そもそも「都構想」の具体的な中身もロクに示せていないわけで、非常に性急でせっかちだ。正当な政治的手続きを踏まえずに何事かを変えようという動きには、危うさを感じます。大阪だけならいいですが、国政のバカ者どもが橋下人気にあやかろうとして秋波を送っている。日本全体がメチャクチャにされてしまうのではないかと危惧しています。
さらに佐高氏は、橋下市長の提唱する「大阪都構想」のみならず、07年12月に大阪府知事選挙には「2万%出馬はない」と言いつつも、突如、翻意する「二枚舌」ぶりについても苦言を呈す。
彼については、知事就任以前の言動などを含め、選挙戦で大騒ぎする中でいろいろなことが忘れ去られています。そもそも知事選に「2万%出馬することはない」と明言して手のひらを返した。私は彼のことを、「二枚舌」、いや、「三枚舌野郎」と呼んでいます。知事選の出馬だけではない。思いつきの改革案が、そのつど、そのつどメディアに取り上げられては消えてなくなりましたが、そういった迷言・妄想の全てが忘れ去られて、今や改革派のヒーローに祭り上げられる始末だ。
ところが、その本質は、三枚舌野郎にすぎないわけで。祭り上げたメディア自体も、祭り上げたことすら忘れていくのでしょうが‥‥。
こうした「口から出任せ」の言動は「改革なくして景気回復なし」「自民党をぶっ壊す」といった“ワンフレーズポリティクス”で知られた小泉純一郎元総理にダブって見えるという。
そういう三枚舌野郎ですが、幸か不幸か、金の汚さは今のところ目立ったところがない。
そして、過去の一切を否定するタカ派の主張を繰り返し、劇場型のポピュリズム政治で人気を博する。これは、小泉純一郎と同じで、「クリーンなタカ派」です。
クリーンなタカ派ほど危険なものはなく、これはヒトラーも同じと言えば、危険性はおわかりでしょう。小泉政治の結果、もたらされた格差社会と社会のセーフティネット機能の消失で日本は壊れてしまった。
同じバカ騒ぎが現在も繰り返され、クリーンなイメージの下で、危険性が省みられなくなっている。
さらに言えば、石原の息子の伸晃が橋下と維新の会に秋波を送っていましたが、彼も父親同様、本質的にはタカ派だから合うところがあるのでしょう。
私はタカ派を「バカ派」と呼んでいますが、ついでだから、バカ派の石原と民主党の前原誠司あたりがつるんでバカ派連合を作れば、見分けやすくていいのではないか。対抗勢力で、少しはまともな連中が集まるかもしれない。そういう役割はあるかもしれないですね。バカとハサミは何とやらってやつですよ。
ただ一つだけ関心事があって、彼は原発反対の立場を取っている。今後、関西電力と大ゲンカをやり尽くせたら、評価してもいいですよ。
この続きは全国のコンビニ、書店で発売中の『週刊アサヒ芸能』でお楽しみ下さい。
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