「橋下・石原連合」200議席超えニッポン支配シナリオ(3)あとは石原知事のヤル気しだい

アサ芸プラス / 2012年2月16日 10時57分

 一方、既存政党も水面下では、きな臭い動きが漏れ伝わってくる。中でも以前から橋下市長と交流があり、現在は、民主党の主流派とは一線を画している小沢一郎氏の100人規模とも言われる「小沢グループ」の動向も気になるところである。
 民主党関係者によれば、
「かつて、石原氏は小沢氏のことを盗人と呼んだことがあるぐらい犬猿の仲です。思想信条も正反対で、石原新党と行動を共にできるとは思えない。しかし、小沢氏は昨年末に橋下氏と面談するなど、橋下氏と連携する可能性は残しています。小沢氏本人は『周囲が会えというから、(橋下氏に)会っただけ』と話していますが、自身の裁判を含め情勢を眺めているというところでしょう。誰よりも政局に興味のある人ですから‥‥」
 また、民主党内部では、他にも「第三極」へ鞍替えを狙う議員の名前もささやかれている。党関係者が続ける。
「東京16区選出の初鹿明博氏は、以前からきわめて橋下びいき。周囲は橋下氏が国政に進出してきた場合、離党しかねない勢いと見ている。また、小林興起氏など東京都など大都市を基盤とする候補者は、人気投票の色が強い地域だけに橋下氏になびく可能性が高い。ただ、野田総理は橋下氏が以前から嫌いで距離を取っているので動きづらいのではないか」
 しかし、解散総選挙となれば、与党・民主党に逆風が吹くのは確実なだけに、若手を中心にあくまで様子見を決め込む議員が多いというのだ。むしろ、現状では、石原慎太郎氏の長男・伸晃氏が幹事長を務める自民党が「石原新党」に警戒を強めている。
「伸晃氏は『人の財布に手を突っ込んでお金を取ると言っているのと同じだ』と石原新党を批判していますが、父親の慎太郎氏の悲願は伸晃氏が総理にまで上り詰めることですからね。いつでも連携に傾いてもおかしくない。ただ、すでに自民党は、200人規模の候補者擁立に動いているだけに選挙の責任者である幹事長の伸晃氏は身動きが取れない。むしろ、注意すべきは公務員改革、教育改革、道州制をテーマに今後連携を強めるという意味でも保守再編を提唱している安倍晋三、塩崎恭久、菅義偉といった人たちが、橋下と連絡を取り合っている。信条的にも近いだけに、動向が注目されています」(前出・政治部記者)
 だが、永田町の一番の関心事は、石原都知事が本当に「石原新党」に参加するのかということのようだ。
「石原氏は国政に色気を見せる発言はしているが、公には新党結党とはひと言も発していない。かつて、『たちあがれ日本』ができた時も国政復帰が取りざたされたことがあったが、不発に終わった。今回も、高齢の問題もあり、その公算が強いと見られている」(前出・政治部デスク)
 しかし、仮に3月に石原新党誕生となれば、雪崩を打って「橋下─石原」連合が政界のキャスティングボートを握ることは間違いない。
「恐らく、石原新党が実現すれば、過去、参議院の全国区で700万票を取った実績があるから、東京・南関東の2つの比例区で1000万票は取れると石原氏の周辺は話しているようです。そこに、平沼氏や亀井氏の票を合わせて関東で50議席は取れる。維新の会も大阪W選挙で公明党に借りがある。大阪の4つの小選挙区で候補を立てられない。それでも、比例区と合わせれば30~40議席は獲得できるだろう。大村知事も中京圏では絶大な人気があり、20~30議席は取れると思われます。さらに3都市連合に、民主の小沢グループや自民のタカ派グループが合流すれば第一党に躍り出かねません」(前出・政治部デスク)
 にわかに動きだした政界再編の動き。はたして絵に描いた餅に終わるのか、それとも─。

アサ芸プラス

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