ダルビッシュVS上原 ドロドロ「4年確執」(1)担当記者の挨拶を拒否した
アサ芸プラス / 2012年3月13日 10時59分
日米を股にかけて、テキサスでダルビッシュがフィーバーを起こしている。この騒ぎに先輩メジャーリーガーが嫉妬の炎を燃やすだけならいざ知らず、深刻な不和状態を招いているという。その伏線はなんと、星野ジャパンが屈辱の惨敗を喫した、08年の北京五輪にまで遡る──。
担当記者の挨拶を拒否した
2月23日(日本時間24日、以下同)、メジャーリーガー・ダルビッシュ有(25)の初始動を取材しようと、テキサス・レンジャーズのキャンプ地・アリゾナには約200人もの報道陣が詰めかけた。
「そのうち米国メディアの記者は10人程度です。日本メディアがいかにダルの活躍に注目しているかわかりましたが、ほかならぬダル自身は少々困惑しています」(現地ジャーナリスト)
確かにダルは会見で、
「少し過剰だと思う。こんなに注目される人間かと自分では思う」
と、過剰報道を揶揄したものだ。
渡米前も、本人発信より先に「メジャー移籍」報道が過熱したことで報道陣に苦言を呈し、非協力的になったと言われたものだが、現地でもかたくなな姿勢を貫いているという。
「日本人メジャーリーガーの初キャンプといえば、日本時代とは担当記者が大幅に代わるケースも多く、記者が順番に挨拶するのが通例です。しかしダルサイドは、そうした儀式をやらない方針だと伝えてきた。名刺も受け取ってもらえず、名前すら覚える気がないのかと感じました」(メジャー担当記者)
そんな過敏とも言える反応に対して、複雑な感情を抱くチームメイトの存在が影響しているのでは、という声が上がっているのだ。
周知のとおり、レ軍には上原浩治(36)、建山義紀(36)という2人の日本人投手が在籍している。
建山とダルは、日本ハム時代の先輩、後輩で、意思疎通も万全だ。
ところが、上原とは微妙な距離を感じるのである。
日本時間で2月23日に更新された上原の公式ブログに、こんな文面が掲載された。
〈それにしても、メディアの多いこと、多いこと。ほとんど日本人やん。(中略)ダル大変やなぁ。まっ、慣れてるやろうけどね。一人くらい自分にってないかな?いないか(中略)ついでってゆうのが一番腹立つからね〉
前出のメジャー担当記者が解説する。
「メジャーでプレーしている一流選手が総じてプライドの塊なのは当然でしょう。上原もそうですが、大家友和(35)、岡島秀樹(36)、川上憲伸(36)、高橋尚成(36)らは同学年で、特にこの世代は“ついで”で取材されることを嫌う傾向がありました。実際に上原は今キャンプで、日本にいた時から親しかった記者以外とは接触しようともしません」
注目を集めてしまうということに関してダルに非はないが、上原も巨人でデビューした年から20勝をあげ、一時代を築いた大エースだけに、胸中が察せられる。
まして、上原の今季年俸 まして、上原の今季年俸400万ドル(約3億700万円)に対し、ダルは6年6000万ドル(約46億2000万円)。ダルの渡米前に上原は一部メディアにこんな発言を漏らしている。
「あれだけもらって、結果を出さなかったら、何を言われてもしょうがない」
先の現地ジャーナリストも言う。
「米国人記者がダルについて上原に質問をぶつけたのですが、努めて淡々と『大変でしょうね』とだけ口を開き、切り上げた。とにかく、突っ込んでは聞けない雰囲気で、メッツで野茂と吉井がチームメイトだった時とは大違いなんです」
一方のダルも会見で、
「変に日本人だけで固まるのは‥‥」
と、まるで上原を牽制するかのような言葉を口にするのだった。
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