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球界スペシャル対談 伊原春樹VS尾花高夫(3) 契約金問題なんて何をいまさら

アサ芸プラス / 2012年5月9日 10時59分

――もう少し巨人の話をお願いしたいのですが、昨年の清武問題、開幕前の契約金問題は、プレーに影響が出ているとお考えでしょうか?

伊原 選手は全然気にしていないんじゃないかな。個人的な意見になるけど、清武さんはよくやってこられたと思うよ。チームの改革も断行したわけだし。でも、立場がGMになってしまい、ちょっとだけ勘違いしてしまった感はあるよね。

尾花 日本はメジャーのようにGM制度が確立されていませんからね。メジャーのGMは、補強など全て球団から任せられています。しかし、日本の場合、特に巨人は監督主導で補強に動くこともある。メジャー流を推し進めた清武さんの方針が、多少の反発を招いたことは想像できます。

伊原 確かに巨人は監督主導だね。長嶋さんの時なんて、「あれ欲しいね~」というひと言で、フロントが動きだすんだから(笑)。

尾花 過去に何球団もGM制度を導入しましたが、いずれも失敗に終わっています。日本でGM制度が定着するのは、もっと時間がかかるんじゃないでしょうか。

伊原 名前を出された岡崎が最大の被害者だね。まあ、岡崎がプレーするわけじゃないし、この問題はチームの勝敗に影響ないと思うよ。

尾花 契約金の問題も、何をいまさらですよね。それを報じたところで、どうしたいのかがわからない。誰かが法律を破っているわけじゃないし、謝る必要もない。

伊原 阿部や高橋の名前が出ていたけど、本人たちは気にしていないんじゃないかな。もう過去のことなんだから。ただ、打てなかった時、ヤジられることはあるかもしれない。以前、裏金問題が報じられた那須野巧は、さんざんヤジられていたからね。当時は自分も「横浜はそんなに出すんか!?」って、ビックリした覚えがあるけど(笑)。

尾花 強ければヤジられることはありません。巨人が3連覇している時、ほとんどヤジは飛ばされませんでしたよね。

伊原 東京ドームはいつも満員だったから、ヤジが聞こえないというのもあったけどね。でも、尾花は横浜の監督になってから、ずいぶんとヤジられたんじゃない?

尾花 それはヒドイもんでしたよ。ここでは言えないようなヤジが多くて( 苦笑)。いちばん嫌だったのは神宮球場です。ベンチから外野にある出口までがやたらと長い。その間、さんざんヤジられるわけです。あれはつらかったですね。

伊原 あの戦力では、誰が監督をやっても最下位になるよ。

尾花 2年目の後半、ようやく投手陣が僕の言っていることを理解してくれて、防御率もよくなったんです。高崎、国吉の使えるメドが立ち、打線では筒香が中軸として機能し始めた。3年目を戦えなかったのは、今でも残念です。

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