死んでも「アイツ」に勝ちたかった! 小林興起(3)

アサ芸プラス / 2012年6月13日 10時54分

民主党の屈辱要請も受けた

 浪人の身となった小林氏は、06年11月に国民新党に加わり、07年7月の参院選に出馬するが、またしても落選。09年の衆院解散後、地元でかつてライバルだった民主党・鮫島宗明前衆議院議員から「小池を許すわけにはいかないから、俺の代わりに民主党でやってくれ」と薦められて民主党に参加した。同年8月の衆院選には比例東京ブロックから出馬し、4年ぶりに議員バッジを手にしたのである。

 自民党時代には相手にもしていなかった民主党に入ったのは、何よりもまず、政権交代して自民党を大反省させたいという思い。そして、何としてでも「小池百合子」を政界から消さなければいけないという思いがあったからです。

 本来ならば、東京10区で直接対決して、リベンジを果たしたかったです。しかし、民主党は私に小選挙区を与えず、単独比例で戦わざるをえなかった。この屈辱的な民主党の要請をも甘んじて受けたのは、やはりバッジを付けなければ政治家として国会で何も行動できないからです。

 東京10区は民主党の江端貴子議員が当選し、ようやく小泉さんの行ってきた政治に終止符が打たれました。

 小池さんは比例東京ブロックで復活当選し、政界には生き残りましたが、郵政選挙で刺客となった政治家の多くがこの09年総選挙で政治家生命を絶たれました。当然です。努力せず権力によって相手をリングの外に追いやって「棚からぼた餅」的に政治家になったような人間を国民が信用し続けるはずがない。国民がいちばん冷静だったわけです。

 現・野田政権は消費税増税法案通過を推し進め、05年同様、増税を争点に解散総選挙もありうるのが現状だ。小林氏は、やはり05年同様に反対の立場を貫き、民主党離党も視野に入れ、すでに地元・東京10区から小選挙区奪還を目指して出馬することを想定している。もしそうなれば“彼女”と再戦となるかもしれない。

 郵政民営化法案の見直しをしながら、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)へ参加しようとしているのは、結局、政府が何も反省していないことが明らかです。TPPも当初の郵政民営化法案と同じで、世界帝国たるアメリカの巨大企業が外国に出て大儲けするという厚かましい要求が根底にある。それを甘んじて受け入れるなんて、何としてでも阻止しなければなりません。北朝鮮が日本のことを「アメリカの植民地」とバカにしますが、言われてもしかたのない一面がこの国にはあるのです。

 そして消費税増税法案。これも私は断固反対の立場を貫きます。民主党内でも反対意見が大多数です。05年の小泉政権のように、野田政権が消費税増税法案に反対する人間を民主党から除名するような動きがあれば、すぐに私は離党するでしょう。

 今、政府がやるべきことの第一は、被災地の復旧・復興ですよ! そこに需要があり、被災地から経済を活性化させていけばいいものを、瓦礫の山ひとつ片づけられないのが今の政権です。

 私は民主党の中心にいるわけではない。TPPにしても、消費税増税にしても、野田政権が思いとどまらなければ、民主党はもう終わりでしょう。

 生を受け、政治家を志した地元から国会に行っていい国を創るというのが、私が理想とする政治家像です。現在は比例の身ですが、小選挙区から立つ意思はありますし、もうすでに東京10区にはポスターを貼り始めています。

 小池議員と戦うこととなれば、再び「勝たねばならない」戦いとなる。

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