イチローを屈辱トレードに追い込んだ「凄絶イジメ」と「弓子の占い」(2)
アサ芸プラス / 2012年8月8日 10時59分
ブン殴ってやろうと思った
確かに、低迷するチーム事情を我関せずとばかりに個人記録を追い求めてきたイチローには、批判的な声が上がっていたのも事実。
今回のトレード前にも同球団OBのジェイ・ビューナー氏がイチローと契約延長した場合について「ヘドが出る」などとラジオ番組で発言する一幕もあった。
05年から07年途中までマリナーズの指揮を執ったハーグローブ元監督も、「このチームにはオーナーよりも権限を持った選手がいる」とのセリフを吐いて物議を醸したものである。
「打順も記録優先で打席が多く回る1番に固執し、3番転向を拒否したことや、自身の進退に影響する発言をしていたと疑い、それを揶揄したものです。オーナーを飛び越えて、後ろ盾の『任天堂』山内溥相談役(84)と話をするので、イチローの意見は絶対だった」(前出・在米ジャーナリスト)
その一方、イチロー在籍中にマリナーズがプレーオフに進出したのはたった1度きり。そんな弱小球団で一選手が力を持つ、バランスの悪いチーム状況に地元メディアが難色を示した。
前回の契約が切れた際には横並びで地元紙が「追放キャンペーン」、つまり“集団イジメ”を展開したのだ。
「チーム最高年俸というのは、3、4番かエース。勝利に貢献しない1番バッターにそれを費やしては、補強に回す費用すらなくなる、という論調でイチローに大バッシングを浴びせたんです」(メジャー担当記者)
メディアはまだしも、チームメイトがイチローの悪口など言えば、放出要員となりかねなかった。
「にもかかわらず、地元紙で匿名を条件に取材を受けた同僚選手が、『ロッカーで何度ブン殴ってやろうと思ったことか。そう思っている選手は何人もいるぞ』と、まくしたてたことも。今年、イチローのゴリ押しだけで川崎を入団させたのも反イチロー派をますます強固にさせたといいます」(前出・メジャー担当記者)
天下のイチローが嫌われに嫌われたものである。
一方で、イチローも別の理由でチームメイトらと距離を取ろうとしていた。
「イチローが道具を大切にするのは知られた話ですがマリナーズに入団するや、自分のグローブに平然と座る選手、果てはコーチらがたくさんいて、その意識の低さにイチローはアゼンとし、直接怒ったんです。それでも改善されないばかりか、試合前練習でバット代わりにギターを持って打席に入り、ギターを破壊する選手まで現れた。そんな弱小球団らしい光景に辟易していました」(前出・スポーツライター)
かくしてイチローは常勝チームへと移籍したのだ。
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