鎌田慧☓落合恵子「脱原発」で激論120分(4)

アサ芸プラス / 2012年8月24日 10時58分

原発にしがみつくのは不見識

─消費増税に加えて、原発再稼働。野田総理はまったく国民のほうを向いていません。どうしてですか。

鎌田 自己保身ですよ。野田さんは総理の座にしがみつくために、財務省というよりは財界にべったりです。原発にかじりついているのは財界ですから。もう時代は新しいエネルギーに代わらないといけないのに、財界の連中は原発にしがみついている。それを代弁しているにすぎません。何の見識もない。

落合 逆説的に言えば、今お金儲けをしたければ原発に代わる新しいエネルギーを開発すればいいのです。

政治家も後世に名を残したければ、何を言われようと新しい時代に舵を切っていくことです。それがわからないというのは最悪です。

鎌田 田中角栄が日中国交正常化を成し遂げて、歴史の1ページに名を残したように、今、原発をやめれば歴史に名を残すわけです。

─菅前総理はどうですか。

鎌田 菅さんは脱原発を唱えて浜岡原発を止めた。もっと頑張ってくれれば、ちゃんと名をとどめることができた。恐らく、この次に脱原発を決定する総理は、歴史に名をとどめるでしょう。

─事故調は菅前総理の介入を批判していますが。

鎌田 政府の報告書は東電の見解と同じです。監督すべき政府が監督される東電に支配されているのが今の現実です。菅さんが「現場から撤退するな」と言ったから、オペレーターたちが頑張った。もし逃げていたら、どうなっていたかを想像すべきですよ。

─総選挙が近いようですが、有権者は脱原発の政党を選ぶことはできるのでしょうか。

鎌田 政党を選ぶということではなく、政府が脱原発を決断するように、市民のエネルギーを結集することです。やってもらうのではない。勝ち取ることです。

落合 (一青年の焼身自殺に端を発した抗議デモが全土に波及し、23年続いた圧政が崩壊したチュニジアの)ジャスミン革命の例もあります。

鎌田 この市民集会、デモをいかに定着させ、盛り上げていくか。主権者の力で脱原発を勝ち取っていく時代になったんです。

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