大阪・飛田新地「遊女の真実」(前)(1)タレント級の美女がワンサカ

アサ芸プラス / 2012年8月28日 10時59分

 飛田の中のことは、外の者がさわったらあかん─。これまでかたくなに口が閉ざされていた大阪・飛田新地の世界。そんな飛田の内情を赤裸々に語った一冊「飛田で生きる」が8月31日に徳間書店から発売される。著者の杉坂圭介氏は、10年間飛田料亭経営に携わったあと、現在スカウトマンとして活躍しており、同書では欲望と哀愁がむき出しに交差する、誰も知らなかった“遊女”たちの世界が驚愕のエピソードとともに語られている。

「隣接する阿倍野区の再開発、近代化が進む中、飛田は重要な岐路に立っています。廃止を求める声も出てくるでしょう。でも、男にも女にとっても、この街は必要ですし、必要とされてきました。それがなぜなのか、私が見聞きしてきた男女の人間模様を描くことにより、感じていただこうと思ったわけです」

 杉坂氏が飛田で料亭を始めたのは2001年。失業中だった杉坂氏は、不動産業に関わっていた高校時代の先輩に呼び出され、飛田の中心街、メイン通りにある料亭の「親方」、つまり経営者になるよう勧められた。

「月に400万〜600万円くらい儲かると言われました。でも、そんな甘い世界ではないと思ったから最初は断った。『飛田の親方なんて、素人にできへんでしょう?』。そしたら『細かいことはオバちゃんに任せておけばええんや』と説得された。結果、職もないし、父親が亡くなって得た生命保険金もあったので、これを資金に店を開けることにしたのです」

 杉坂氏は、まず飛田を管理している飛田新地料理組合へ挨拶に行き、店を開けることを報告。了承を得てから、不動産会社へ行き保証金も含めた800万円を支払い、警察に対し“料亭”の営業を開始したいと正式申請。3カ月後に営業の許可が下りた。

「警察からは『料亭やるのはいいけど、法律にのっとったお店経営をしなさいよ』と通達されました。開業する前、同業者の誰もが『この商売、女の子が全てだ』と口をそろえてましたが、実際、女の子集め、スカウトこそ、飛田ビジネスの要でした。女の子のクオリティによって、月の売り上げが、100万、200万円単位で変わってしまいます。なので店をやっていた10年は、ちょっとでもいい子をそろえようと、危ない橋もずいぶん渡りました」

 女の子集めの基本は、フリーペーパー、高収入マガジン、ネットの求人広告。だが、それらはいつ連絡が来るかわからない。クオリティも不確定。だから確実にカワイイ子、美人を確保するためには、自分で探して歩き、実際に見て確かめて、口説くことが不可欠なのだ。

 つまり、危険覚悟で客を装い、飛田で稼げそうな子を他の風俗から引き抜く。風俗店を仕切っている暴力団から拉致され、監禁されても、「そんなもん気にしとったら、アカン」と、連日引き抜きに行く親方も少なくない。だからこそ、飛田の中心、メイン通りや青春通りには、佐々木希や蒼井優のような「何でこんなカワイイ子がこの仕事するんやろう?」と思わせるキレイな子がそろっている。

「2つの通りにいる子の多くは、全ての風俗の中でも最高級レベル。そんな子たちが飛田にいる理由は、ただ一つ、稼げるから。飛田のいいところは、本当にカワイイ美人だったら他の風俗の倍は稼げる。しかも、楽に。キャバクラのトップでも、月に100万超えている子はめったにいないが、飛田なら普通に100万、150万稼げる。トップでなくてもキャバクラの上位レベルだったら間違いなく稼げます」

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